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2010年1月 8日 (金)

尼・伊実結成30年、新たなスタートを決意

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2・25判決公判に結集し、現闘本部を守り抜こう

 謹賀新年。本年もよろしくお願いいたします。

 さて、我が尼崎・伊丹実行委も早いもので今年6月に結成30年となります。「光陰矢のごとし」まことにアッと言う間でした。「よく続けられたなあ」と自分ながら感心していますが、その原動力はやはり三里塚反対同盟の皆さんの反権力を貫いた闘いへの感動でした。0975_2 昨年7月の緊急集会でも発言させていただきましたが、「どんな偉い先生の話を聞くより、またどんな立派な本を読むより三里塚の大地に立つ事の方が世の中の動き、日本の政治がどの方向に向いているのかが一番よく分かる」 これに尽きると思っています。もしこの大地に立たなかったら「法治国家日本」という虚構と幻想に翻弄され、差別と排外主義にまみれた人生を送っていた事でしょう(右写真は、昨年の7・5緊急現地闘争で発言する尼崎伊丹実行委の筆者・弥永さん)。

 もうひとつは結成後すぐに関実の一員に加えていただいた事です。永井代表はじめ各世話人の皆さん、そして事務局の皆さんからいつもあたたかいご指導をいただき、ささやかながら今日まで活動することができました。

 そして地域の皆さんやいろいろな闘いの中で知り合えた多くの皆さんと交流を続けられたのも大きな一因でした。これからも我が実行委をよろしくお願いいたします。

関実は不動

 皆さん、関実はもとより「上意下達」式の組織ではなく、あくまで「横のつながり」を大切にし、いろいろな立場から三里塚を、そして関空闘争を見据え、連帯していこうという住民運動を中心とした組織です。当然にもそこには様々な考え方があるわけですが、お互いに「個」を尊重して活動を続けてきました。

 ところが昨年は残念なことに、党派的ひきまわしにより一部の人より「これ以外の路線はダメ」的主張がなされ一定の混乱が生じました。恐らく関実結成以来最大の「危機」ではなかったでしょうか。しかし私達は永井代表先頭にあくまでも関実の活動原則を守り抜き行動しました。とりわけても3月と9月の三里塚集会の成功は決定的でした(最初の写真は、反対同盟との絆を確認した9・27三里塚関西集会)。そして反対同盟からも私達を支持する声明が出され、結果として三里塚と関実はより堅い絆で結ばれる事となりました。昨年12月の代表者会議でも永井代表は「いろいろあったが我々の姿勢は不動です。反対同盟との関係はより密接になった」と総括されました。

 我が尼崎・伊丹実行委も昨年のこの事態を教訓に運動の原点に立ち返り、結成30年を新たなスタートとして会員一同老体(?)に鞭打って頑張りたいと決意しています。一層のご指導よろしくお願いいたします。

現地闘争本部を守れ

 Photo 前号でもお知らせしましたが、仲戸川裁判長のむちゃくちゃな訴訟指揮でとても「裁判」とは言えない現闘本部裁判の最終弁論(同盟は認めていない)が11月12日に千葉地裁でありました。この日も仲戸川の醜態は変わらず、(詳しくは関実ブログhttp://kanjitsu-sanrizuka.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/index.html、関実ニュース128号を参照ください)とても法廷とは思えない怒号飛び交う中で「判決は2月25日」と一方的に言いなし逃げ帰りました。

 皆さん、このような国家の操り人形裁判長の判決など何の期待も出来ないし、聞きたくもありません。怒りでいっぱいです。しかし、その怒りを裁判所には叩きつけなければなりません。2・25判決公判には出来る限り駆けつけようではありませんか。(午前10時30分千葉地裁新庁舎601号法廷、傍聴券抽選のため1時間前に集合)

 そしてもし敵が現闘本部に手をかけてくるならば「ここからが肉弾戦の闘いになる」と決意した反対同盟と共に、関西からも多数駆けつけ本部を守り抜きましょう。(左写真は、1988年12月に鉄骨3階建てに増築された現地闘争本部。1階部分に本来の木造家屋がそのまま現存している。反対同盟ブログより転載)

第3の誘導路工事許すな

 09113 そしてついに市東さんの自宅と葉竹を取り囲む暫定滑走路の第3誘導路予定地の地質調査が、昨年11月末から開始されました(右写真、卑劣にも工事会社名を伏せ、やぐらを立てボーリング調査を強行・反対同盟ブログから転載)。営農生活を破壊し、市東さんをたたき出すことが目的のこの卑劣極まる工事を誰が認めるでしょうか。断じて許されません。

 そもそも1本の短い滑走路にくねくね曲がった3本の誘導路など世界のどこにもありません。欠陥空港「成田」の無様な象徴ではありませんか。撤去あるのみです。

 市東さんがかかわる3つの裁判闘争の勝利と共に農民の生きる権利を守るために、この第3誘導路工事を阻止しようではありませんか。

(三里塚決戦勝利・関西新空港粉砕 尼崎・伊丹実行委員会 機関紙第244号より転載)

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