鈴木さんの一坪裁判
今日、1月28日、千葉地裁で鈴木幸司さん、いとさんの一坪裁判が開かれ、バブルがはじけ千葉県自身の中で企業庁の事業計画がどんどん縮小、撤退が進む中で、しかも日本航空の倒産などで成田空港の位置が限りなく低下している現状の中で「貨物物流基地のために千葉県企業庁が一坪共有地を取得して造成した跡にNAAに売り渡す」行為は、利権のための暴挙以外の何者でもないことなどが弁護団から糾弾されました。
裁判後、反対同盟は弁護団を先頭に千葉地裁民事第5部に対して、天神峰現闘本部裁判の口頭弁論の再開を求める申し入れを行った上で、弁護士会館で、一坪裁判の報告会の後記者会見を行い以下の内容を北原事務局長、そして弁護団から発表しました。
(1)反対同盟は、旧地主=石橋政次氏との間で地上権を設定しており、土地を使う正当な権利がある。
(2)建物は二重構造になっていて、鉄骨造り建物の中には石橋氏との契約に基づいて登記された木造建物が現存している。
(3)よって空港会社による建物撤去の請求は不当かつ違法。22回におよぶ弁論は、このことを全面的に明らかにした。
(4)ところが仲戸川裁判長は、地上権立証のための決定的証拠である木造建物の実地検証を拒否した。のみならず、空港会社が結審のわずか3週間前に行った「訴状訂正申し立て」に対する弁論要求を封じ、防御の機会を奪っている。
(5)これら不当な訴訟指揮の上に、「仮執行宣言」つき不当判決を下すとすれば、ことはさらに重大である。仮執行とは証拠物(木造建物)の破壊のことであり、これは裁判所による証拠隠滅、控訴審段階における防御権の剥奪であって、断じて許されることではない。
(6)反対同盟は口頭弁論の再開を申し立てるとともに、天神峰現闘本部を守るために総力で戦うものである。
その上で、2月25日公判当日、午前9時から千葉市中央公園で決起集会とデモを行うことを発表しました。
最後にまとめにたった萩原進事務局次長は、「これは権力犯罪であり、やるというのなら戦いで返すだけだ」と2・25闘争の爆発と現地闘争への決戦態勢を訴えられました。
使い慣れないパソコンですが、とりあえず旅先でも報告ができるかやってみました。
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