10・11三里塚全国集会に参加して・・・
東灘区住民の会 粟井
10月11日の三里塚全国集会に前日の夜から車を交代で運転し、集会に参加しました。
毎回朝早く着き、集会前に北原事務局長宅をお邪魔し、北原さんとの交流を行います。 集会前の「基調報告」?ともいうべき北原さんのお話を聞きし、闘いへの準備体操。元世話人の92歳になられる森田さんも毎回反対同盟員として参加され、目下焦点の一つとなっている、現闘本部裁判の問題に触れられ、本部を明け渡せというような不当な判決が出れば私は命を投げ出してこれを守り抜く所存ですという決意を示され、参加者全員が身の引き締まる思いをし、昼からの集会にのぞみました。
集会場へ行く前に、市東さん宅によりゼッケン、旗などの準備をして、会場へむかいましたが、準備の間、市東さん宅の畑の真横を通る、飛行機の轟音と、何とも言えない排気ガスのおえつしそうな匂いを体験し、1年365日この攻撃と闘い、耕すものに権利ありと、日常生活を送っている市東さんに頭が下がるというか、これを強制しているNAA(空港会社)に対する怒りがわき、絶対に三里塚闘争に勝利しなければという思いをいだきました。
集会は3月の集会を上回り、1780名が集まりました。関西新空港反対住民を代表して、永井・山本両世話人が挨拶し、9月の萩原さん、市東さん、鈴木さんに来ていただいた、関西の三里塚集会の成功を報告され、関西でさらに大きな形で三里塚を広げていくと挨拶されました。
第3誘導路計画に怒り
集会では、北延伸供用開始攻撃、市東さんへの第3誘導路建設攻撃、そして予測される不当な天神峰現闘本部裁判判決=代執行攻撃への怒りと弾劾がそれぞれの発言者から訴えられました。
その中でも、第3誘導路建設計画は、市東さんの畑と宅地を空港内に完全に閉じ込めてしまう攻撃で絶対許せません。
最初の誘導路では大型機が使えないとして、滑走路を離着陸する飛行機の直下を2度も横断しなければならないという危険極まりない2本目の誘導路を、7月30日に供用を開始しました。しかし、それがまた不十分だとして、第3の誘導路が計画されているのです。1本の滑走路に3本も誘導路があるなどという空港は世界のどこにもありません。これだけを見ても農民を何度もだまし、だましつくられてきた欠陥だらけの三里塚空
港は即廃港あるのみです。
NAA(空港会社)の狙いは明らかです。市東さんを轟音と排気ガスの環境下に叩きこみ、生活できない状態にし、叩きだそうとしているのです。
このような事実を知れば知るほどだれもが何よりまず人間として許せないと思います。しかしこのような三里塚の現実を知らない、知らされてない人がまだまだ多くいます。関西実行委員会は、三里塚の問題を一人でも多くの人に訴えていかなくてはという思いを強くし、デモに参加し、関西への帰路につきました。
関実「実行委員会ニュース」128号より
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