第33回団結野菜市が大成功!
昨日、12月28日、恒例の年末の三里塚の取り組み、第33回団結野菜市が、明石の日本キリスト教団・明石教会のご協力で成功裏に行うことができました。(上写真は、同教会の庭に各団体ごとに仕分けられている野菜)
夜からの雨を心配しましたが、集会が始まる1時間前には完全に上がり、寒さもそれほどでもなく、まずは何よりのスタート。明石住民の会の日原年和さんが司会で、簡単な集会が始まりました。まずは永井満関実代表世話人から、「33回もこの野菜市が続いているということは、三里塚の闘いが前進していることであり、関実と三里塚の団結の固さだ」と、新たな決戦を迎えようとする新春を前にした決意を込めて挨拶(右上写真)。続いて、山本善偉世話人からも挨拶。来年90歳を迎えられる山本さんは、この日も落花生の作業のあと、重い大根の束を運んだりと、本当にお元気でした(左写真)。
続いて、野菜を運んできてくれた三里塚現闘のKさんから、萩原進反対同盟事務局次長のメッセージが代読され紹介されました(明日、全文掲載します)。「2010年はもともと、2月25日の天神峰現闘本部裁判の判決を焦点に、現闘本部撤去攻撃との大決戦となることが確定していました。これは市東孝雄さんの農地強奪攻撃と連動してきます。その構図の中に、上述の新たな攻撃が加わってきたのです。『来るなら来い』『腕が鳴る』というのが反対同盟の心境です。これらの攻撃は、国交省、NAAの危機を示すものでしかありません」と。
さあ、仕分け作業です。各野菜は、泊りこんだ人たちで、うずたかく積み上げられています。 永井さん、山本さんなど住民団体を中心には、落花生を小袋に詰める作業です(右写真)。それぞれの作業が、手際良く進んでいきます。さすがに33回目です(左下は、ゴボウの小分け作業です)。1時間足らずで、ほとんどの作業が終了。
多くの団体は、支払いを終えるとそのまま車に積み込んで、それぞれの地元へ。Fさんなどは、ワゴン車一杯の野菜を、各注文してくださったところでいきなり分けるとか。うまくいくんだろうかと心配も。明石住民の会は、会員の皆さんが直接取りに来ておられる。 東灘区住民の会などいくつかの団体は、その場で各注文ごとに仕分けしてから車に積み込んでいく。それでも、11時にはすべての作業が終了し、掃除が始まりました。
この1年間の闘いの結果、一部の人たちが抜けていったためにどうだろうかと心配していましたが、みなさんの努力の結果、金額ベースでは前年の8割近くを確保し、予定された諸費用に支出しても黒字となりました。大きな基礎が築けたといっていいのではないでしょうか。
それにしても、かって「産直運動などは三里塚闘争を解体するものだ」などと私たちの取り組みに悪罵を投げかけ、ついに今年の団結野菜市からも抜けて行った人たちは、何を考えているのでしょうか。何の積極的理由もなく、33年間続けられてきた反対同盟と、関西実行委員会、関西の住民、労働者との血盟の証しともいうべきこの団結野菜市を抜けることは、「分裂」などではなく、単純に、関西実行委員会運動、関西における三里塚支援運動からの逃亡でなくてなんでしょうか。非常に残念です。
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コメント
ピーナツ和えにも挑戦ですね。いまは、小さいすり鉢が売ってます。いいですよ。
投稿: 三里塚落花生 | 2009年12月29日 (火) 21時12分
芋きんとんにしました。おいしいです。サツマイモ。
投稿: いもおいしい | 2009年12月31日 (木) 22時55分