現地調査
11月11日、農作業もなく、おまけに土砂降り。めげずに午前中、現地調査を。この写真がなんだか判る人は、かなりの三里塚通。そうです。新誘導路を行く、離陸機と、その向こうは東峰の森。そして手前にあるのが東峰神社です。
中央が神社の社。その両サイドに立派に木が生長してきているのが判りますね。2002年6月、東峰神社の立木が、航空機の進入平面に食い込み「航空法違反」だとして、空港会社、機動隊が全て伐採したのです。東峰部落は村をあげて抗議闘争を行った。その中で、トラクターを運転して空港会社の阻止線を突破した萩原進さんが逮捕された。この暴虐な空港会社、国の違法行為に対し東峰部落は裁判を行い、空港会社、国に全面謝罪させ、和解金を払わせた。
それから5年余。新たに植えられた立木が立派に育ち、「航空法違反」状態を再度生み出したのです。萩原さんは、6月の裁判の集まりの中で「この日を待っていた。北へ延ばすんだから、南を短くすればいい」と、微笑みながら語られた。実は、島村さんのお宅の周りの立木も、同じ状態。 南から着陸してくるパイロットには、恐ろしいものに見えているのだろうと思う。当然にも、空港会社は「切っていただけませんか」とお願いに来ているそうですが、日頃の理不尽きわまる空港会社のやり口、とりわけ市東さんや、島村さんへの人権侵害をそのままにして、誰も聞くわけがない。さあ、どんどん伸びてくれば・・・。
右の写真は、今の場所から少し新誘導路を進んで、いつも市東さんの畑で集会をした(3月)後、デモが東峰十字路を過ぎて新たにできたトンネルをくぐるところを行く離陸機です。この直後の所(東峰の開拓道路手前)で、離陸機や着陸機があれば、信号で停止します。
この日は南風のため、離陸機は、さらに暫定滑走路の北端までトロトロと陸走していきます。見ていて、ターミナルから1時間くらいかかっているのでは・・・。
左の写真は、滑走路を横切って北へ陸走しているのですが、2機の航空機の向きをみると「へ」の字が実感できます。左端にあるのが、閉鎖された天神峰現闘本部です。本来なら、天神峰現闘本部に向かってフェンスで途切れているのが、滑走路と平行の誘導路(予定)なのですが、天神峰現闘本部と、その北にある市東さんの畑で、ここで誘導路が曲がっているのです。
実は、最初と最後の写真を撮るのに、雨が降りしきり寒さに震えながら、市東さんの畑の監視台に1時間半もいました。着陸機はどんどん来るのに、離陸機は来ないのです。南風の場合、ターミナルから1時間もかかって離陸するのを避けるために、そして着陸機は時間がかからないので、離陸機のほとんどをA滑走路を使って飛ばし、着陸機を暫定滑走路の方に(2500メートル化されたから)回しているのではないかなというのが、その時の実感でした。しかし、寒かった。写真が、曇っているのは、土砂降りの雨のためです。
みなさん。現地調査をしましょう。
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