大阪港の軍事使用の中止を求める11・20行動
11月20日、関西生コンや港合同、管理職ユニオン、関合労など7団体の呼びかけで、大阪港の軍事使用の中止を求める行動が行われました。
12時から、地下鉄淀屋橋駅近くでの街頭宣伝とビラまき(右写真)、そして午後2時から、10名近い代表による大阪市議会への陳情の申し入れと、各会派への申し入れを行いました。最初の写真は、大阪市議会事務局(正面右2人)に、関西生コンの高副委員長(後姿右、左下写真)が陳情の申し入れを行っているところです。「神戸で非核神戸方式が議会の決定で行われているのに、大阪市で出来ないことはないやろ」と。
申し入れたのは、(1)大阪市は、今後、米軍艦船・自衛隊艦船の大阪港への入港を許可しないこと。(2)大阪市は、今後、自衛隊が大阪港・大阪市管轄の地域・海域を演習に使用することを拒否し、その中止を求めること。(3)大阪市は、1960年以降、大阪港に入港した米軍艦船に関して、以下について調査し、明らかにすること。①安保条約にもとずく事前協議が行われたのか否か。②核兵器の搭載の有無を問い合わせたのか否か。 (申し入れの趣旨を含む詳しい内容は、「11.20大阪港軍事使用反対陳情と署名.pdf」をダウンロードをクリックすればPDFでご覧になれます。なお、署名は12月7日に大阪市議会に提出するため、まだ継続されておりますので、集めて下さい。)
一休みして、午後6時から市役所の隣にある中之島公園の女神像前で、250名が結集して集会が開かれました。冒頭、主催者のあいさつに立った高関西生コン副委員長は、関西生コン支部の沖縄教科書書き換え問題など反戦、平和の取り組みを語り、来年50年の節目を迎える日米安保条約の廃棄を勝ち取ろうと提起する中から、今年から来年にかけての大阪港の軍事使用の中止を実現させていく重要性を訴えられました。
続いて基調報告に立った港合同の中村副委員長(右下写真)は、大阪が戦前、町と港が一大軍事拠点としてあった、それゆえの朝鮮人、中国人の強制連行などの歴史を振り返りながら、そのことのゆえにあの大阪大空襲などの悲惨な犠牲が生み出されたことを訴えられました。 そしてこの間の自衛艦の展示訓練などが行われてきたことを指弾し、平和な大阪湾に軍艦などが来ることを絶対に許してはならないと提起されました。
この後、部落解放同盟全国連合会、関西合同労組など参加した諸団体から、連帯の挨拶とともに闘う想いが語られました。関西実行委員会からも、私の方から話させていただきました。また、この日初登場の「大阪の海と空を戦争に使わせない会」は、11月25日開く公開学習会を呼びかけました。
最後に、集会決議(「09.11.20集会宣言.pdf」をダウンロード をクリックしていただけるとPDFでご覧いただけます)を採択。
そのあと、集会参加者は、アメリカ領事館を包囲するデモを行いながら、梅田まで、道行く人々に「大阪港が軍事使用されていることをご存知ですか」と横断幕を出して、大阪港の軍事使用に反対し、日米安保条約を廃棄しようと呼びかけました。
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