10・20三里塚 市東さんの裁判(2) 北原さんの挨拶
10・11全国集会が、1700名を集めて、三里塚の山野で開催されました。今、全国の人たちが、三里塚に対する想い、それがだんだん熱気を持っている、いう風に私は見ております。
10・11以降、「ハブ空港」の問題で、いろいろだべっているけれども、まったく恥ずかしいことが展開されております。ということは、43年間も親子3代にわたって闘い続けている農民、住民がいるわけです。それが全然彼らの眼中にないんですね。眼中にないということは、事実のむさぼり、抜き取り。
第一ね、森田知事というのは、知事になって1年も経っていないんですよ。千葉県民が43年間もあの中で生活してきた、それについては一言も触れていない。ただ、欲望だけが面の皮みたいにつっぱってるんですね。あの東峰部落というのは、どこですか。千葉県ですよ。千葉県知事が、なぜ、43年もね、闘ってるのかもね言葉にもならない。こういう知事はダメだ!
なんかすべてが判っているような顔をして、一生懸命だべっているけれども、まったく、あれは千葉県の知事じゃなくって、物取り主義の典型的なものである。反対同盟は、弾劾する。
記者のみなさん。弾劾声明、渡りました? 渡った。あそう。よく読んでください。
今日の裁判も、まったくおかしな裁判ですよ。こういうことを追求しないで、一方的に進めていこうとする。このやり方についてね、矛盾を感じないものはいないと思う。ですから、私たちは、足かけ44年間、心ある人々とともにね、闘ってきてるんですよ。日本の将来ということを考えた時に、闘う以外に道はもうないんだという風に私たちは、考えております。従って、これから何年続くかわからないけれど、とにかく三里塚闘争が勝利しなかったら、日本の将来はないってこと。
そういうことで、私たちは健在です。そして、みなさんと一緒に闘います。そして、日本の未来が、道標として私たちが先頭を切って闘うということで、今日は多くの傍聴人が集まっていただきましたけれど、必ず勝てる! その信念を持って廃港まで追い込むことを私の方から宣言して、挨拶に代えます。
(「この間の前原国交相や森田知事の動きにどう思うか」という記者の的外れな質問に答えて)
私は、森田知事とか、前原さん? 現在までのところ会ったことがない。とにかく43年もね、なぜ反対してるかということについて、疑問を持たないのかね。ひとこともないでしょう。三里塚の話しが。で、市東さんの住んでるところは千葉県ですよ。そういうことは一矢も触れていない。千葉県知事の心象が見えた。彼には、農民や労働者のいのちなど、彼の眼中にないんだ。しかも、千葉県の県民ですよ。それをね、見殺し、突っ走る。そこには犠牲があるわけですよ。それにも触れてない。こういう知事には、やはり、闘い抜く以外にない。
私たちには「ハブ」がどこに行こうが関係ないんですよ。成田空港のそのものに、43年間反対してるわけですよ。43年間、好きで反対してるわけじゃないですよ。ですから、こういうことは、報道関係のみなさんが、やはり、読者に真実をわからせるべきではないでしょうか。まあ、別に、力を貸せとは言いません。よく言われた「ペンは、自由の・・・」ということがあるけれど、正義のペンをとってください。
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