9・27 三里塚関西集会 開会あいさつ
山本 善偉 関実世話人
結集されたみなさん。ありがとうございます。
今、画面に映してもらった三里塚の現状。44年前に地元の農民にほんとに何の連絡もなしに、千葉県知事の友納と佐藤首相の間で三里塚の空港が突如として浮かんできて、あっという間に閣議決定されて、それと同時に反対同盟の闘いが始まって44年になるわけです。もう44年を振り返っている暇はありませんが、今、示してもらったように、一番最近の攻撃としては、今、あの市東さんの家の横に新しい第3誘導路を入れる、ほんとに市東さんをおいだすために、あるいは萩原さんたちが畑仕事をできなくするためにやっている。
しかも、それで北延伸した滑走路がほんとに使えるのかと言ったら、2500メートルでは使い物にならない。使い物にもならないのに、なぜ40何年間やるのか。何か、日本のハブ空港にするんだということを聞いたこともありますが、今頃、成田がハブ空港になれっこない。あの大きなインチョン(仁川)の大きな空港を見てみても、ハブ空港にとってもなれっこない。だのにやるのはなぜかと言ったら、やはり、これが2014年ですか、2014年に完成するという米軍の再編、あの問題、再編した場合には、有事になれば成田と関西というのは完全に軍事使用される、それが目的だというのははっきりしている。
私たちは、そういう意味で、どうあっても、三里塚の闘いが今まで苦しい、苦しい中での闘いですが、萩原さんは後で言われますが、現地に行って聞いて見れば、あの苦しい現実の中で堂々と営農しておられる。市東さんが、「1本100円の大根を作るためなんだ」「1億8千万よりも1本100円の大根の方がいいんだ」と言われた。
私たち関西実行委員会としては、この際、成田も関西も両方とも軍事空港になる。それを何としても食い止める。その中心は44年間闘い抜いてきた三里塚反対同盟だと思います。そしてそれを一生懸命に支えてきた関西実行委員会、われわれがこれをどうしても守らなければならない。
今日は、そういう意味で講師の先生をお招きし、この前の3・15の集会で、新しい三里塚を支える仲間をもっと広げようと言った、その動きをもう一段広げようというのが今日の集まりです。次の講演と、そのあとに三里塚の現地から三人から闘いを直にしてもらう。あとに永井代表から関実の新しい闘いをはっきり述べると思います。後にデモがあります。デモの最後まで頑張りたいと思います。ありがとうございました。
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