今週の産直野菜(10月3日)
遅くなりましたが、今週の産直野菜が届きました。運んできたクロネコさんによれば、週末の道路事情が一変し(ご存じETC効果)、600キロ圏内のギリギリにあるこの辺が「午前中」という指定に厳しくなっているとか。今日も昼から「年金制度の国籍条項を完全撤廃させる全国連絡会議」の総会があり、待っておれず出かけたために、先ほど届きました。
届いたのは、さつまいも、切りショウガ、長ネギ、ター菜、なす、ピーマン、小松菜、ししとう、オクラ、ミニ大根の10品です。
あまり料理のレシピーに幅のない私には、小松菜、ター菜、なす、ピーマンは炒め物。長ネギは、串にさして焼いて酒のさかな。ショウガも酢漬けの酒のさかな。しかし、この小松菜はでっかいな~。
「2009年在日無年金問題の前進へ、いかに闘うか」と題された「無年金制度の国籍条項を完全撤廃させる全国連絡会議」の総会が、今日、神戸の新長田で開かれました。一度の休憩をはさんで、午後1時から午後6時過ぎまで、きっちり5時間の会議。参加された皆さん、ほんとにご苦労様でした。遠くは東京、名古屋、福岡からの参加で、約40人。
20年近いみなさんの取り組みによって、在日外国人(主には朝鮮人)の国民年金制度における国籍を理由とした差別が解消されてきた。しかし、依然として国はほうかむりをしたまま、制度的には差別がそのまま。各地方自治体による特別給付金、それも、日本人よりははるかに少ないまま、放置されている。しかも、重度障害者2級相当の人たちなど無年金状態は依然として改善されていない。兵庫県でも、市段階での2分の1の補償が県内全市で昨年ようやく実現しただけで、兵庫県の対応は、依然として差別的な状況。とりわけ重度障害者2級相当の方の無年金状態は、依然として残されている。しかし、その兵庫県の実情が、実は全国でも先進地域なのだ。
戦前の日本によるアジア侵略、朝鮮支配の結果として生まれた在日問題。今日の会議には、当該の障害者の皆さんも多数参加され、政権交代のこの現実の中でどう取り組んでいけるか激論が交わされ、終わるのは1時間以上遅れた。人間としての存在を踏みにじる日本政府の対応に激し怒りの「原則的な年金制度における差別の解消」を求める声と、現実の暮らしをどうすればいいのだという障害者の怒りが、時には激突する。日本人として、身の置き所がない想いにかられた。しかし、各地の在日を支え闘い抜いておられる日本人の皆さんの必死の発言が続く。凄い、5時間でした。その間、必死で手話を取り組んでおられたボランティア(?)の皆さんの踏ん張りにも頭が下がった。
今の政権交代が、私たち民衆の、労働者の、農民の、漁民の、被差別民衆の怒りによって実現した。しかし、その成果を「絵空事」の言葉で空叫びするのでなく、本当に実のあるものと出来るか、この国を変えられるか、私たちの闘いそのものが問われていると想いを深めた。10・11三里塚現地闘争の爆発がその一つの水路だという思いを深め、体調が思わしくないので、後ろ髪をひかれながら交流会は遠慮させていただいた。
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簡単小松菜の食べ方
①あぶらげといっしょにしょう油、みりん、出汁の薄味で炊いて食べるとご飯のおかずにも酒の肴にもいいですよ。
調味料面倒だったら、めんつゆを使うと(薄目方は好きずきで)らくらく。
②柔らかい小松菜なら、豚肉の薄切り(バラ肉でもロースでも)といっしょに常夜鍋。
鍋に湯を沸かして塩少々、小松菜(固い根は切り落として)と豚肉をさっとゆでて、ポン酢(ゴマだれでも)で食べる。七味振りかけると味がしまります。大根おろしやスダチ、レモンなどあればなおよし。ポン酢でなく、からしじょうゆでもちょっとおいしい。いくらでも菜っぱが食べられます。
ほうれん草でも可。どうせならというなら、お豆腐入れたり、残り野菜(にんじんやゴボウなどーすぐ煮えるぐらいに切って。つまり「なべ」ですね!)入れれば栄養も豊富。
投稿: 風薫 | 2009年10月 4日 (日) 10時32分