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2009年9月17日 (木)

祝島の闘いに駆け付けて(9月14日)

09911

 上関原発建設の埋め立てのために9月10日から、中国電力は長島対岸の平生町田名埠頭に埋立工事用ブイ(灯浮標、上写真の右手に陸に並んだ赤いもの、また右写真)をクレーン台船に載せて運ぼうとした。09917 しかし、祝島の漁師の皆さんを先頭にした「上関原発を建てさせない祝島島民の会」をはじめとしたみなさんの連日の実力阻止行動で、中電の目論見は破産し続けている。16日は、工事を中止し、中電本社で対策を相談し、今日、再開したが、今日もまた80人の陸の抗議の人々をはじめとした結集で、ついに阻止した(山戸孝さんのブログRadioActive http://radio-active.cocolog-nifty.com/blog/ より。右の写真もこれから転載。初めの写真は、ホームページ「ストップ!上関原発!」より転載)。この闘いに14日駆け付けた松野尾さん(風をおこす女の会)より報告文が届きましたので、その一部を以下に掲載します。

14日現地阻止行動に参加して

 9月13日(月)、阻止行動の情報を受けて、現地に行くためにどうしたらいいか、まずは広島までと、原爆資料館で開かれた「いま、上関原発は」の集会(「原発はごめんだヒロシマ市民の会などの主催)に参加した。この日は予定は、「上関原発を建てさせない祝島島民の会」代表の山戸貞夫さんの報告があるはずだったが、情勢緊迫のため来広できなかった。鎌仲ひとみさん(『六ケ所村ラプソディ』の監督、昨年からずっと祝島に張り付いて撮影中)の「ぶんぶん通信No.2」の上映と3日間の阻止行動の報告や主催者からのお話しがあった。

 鎌仲さんや主催者から、「連日の阻止行動で、祝島の人々もぎりぎりのところで頑張っている。行ける人はできるだけ現場へ。14日が一つの山場、希望者があれば車を出す」という提案があり、それに「飛びついて」14日、現場へ行くことができた。(右下写真は、手前に祝島の漁船が並ぶ。最初の写真と逆方向、陸から撮影。右手上の白い船が中電社員が乗る船。)09914

9月14日(月)

 7時、広島駅出発。9時半ごろ田名埠頭到着。この日は、漁船は25、6隻。陸上には50人ぐらいの島民と市民グループ。阻止線を張っている漁船のほかに、クルーザー1隻(これは主におばちゃん部隊を乗せて中電と渡り合っている)、シーカヤックが6、7隻(近辺の若者たち中心に)。沖合い海上保安庁の警備艇大小2隻(時々接近してくる)。マスコミの乗っている大型クルーザーが1隻(マスコミは陸上にもかなりいた)。この日の阻止行動全体の数は解らないが、最終的には70~80人? 先週は山口の自治労関係の動員もあったようだが(ネットで見ると)、この日はいわゆる組織動員はなし。09914_2

 中電は、1時間ごとに阻止船団に近づいて(舳先を文字通り突っ込むぐらいの感じで)、「祝島の皆さん、舫(もやい)をといて錨をあげて我々を通してください」「原発はみなさんの生活を豊かにします」「冷静に話し合いましょう」などと決まり文句を繰り返し(島民は「ハトポッポ」と名付けていた=1時間ごとにポッポーと鳴くから)、それに対して船と陸から「ウソツキ中電は帰れ―」「話し合いと言うなら、27年間やってきたことを謝ってから来い」「海は売らんぞー」「話し合い絶対拒否」と切り返していた。

 10分くらい中電はそれを繰り返し、また少し沖合い戻って行く。時には「おばちゃん部隊」が乗った船がそれを追いかけ、責任者に怒りを叩きつけることもあるようだ。陸にいると内容はよく聞き取れないが、女性の良くとおる迫力のある声が聞こえると、座り込みの人たちが、「あ、○○さんがやっとる」と顔をほころばせる場面が度々あった。

 テントに座っていたお母さんたちに聞くと、「朝2時に起きてご飯つくってお弁当を作って5時に出発して、夕方帰ったらもう夜で、緊張して眠れんので、寝不足じゃ」とのこと。

 09914_3 たいていの人が島で生まれ育った方のようだ。78歳のお母さんは、「私は年寄りじゃけえ、毎日は来られんけど今日は来た」。漁師だった夫が亡くなって子供も島外に出て一人暮らし、野菜を作って生活しておられるそうだ。島は平地が少なくて畑は坂道を上がって行かなくてはならず、「腰が痛くて、毎週月曜日のデモもよういかれんようになったが、原発はいらん」ときっぱりと言っておられた。

 中電は、この日、午後になって「ハトポッポ」の時に、漁船名を一つ一つ挙げて「あなた方の妨害行為は違法だ」「損害が蓄積されているので警告します」などと恫喝にでてきた。焦りの表れだろうが、これには島民の怒りが爆発。「これまでおまえ等のやってきた方が違法じゃ」と。

  09914_5 また「冷静に話しをしたいので代表者の名前と連絡先を教えて下さい」と言ったそうだ。この日は「島民の会」代表の山戸貞夫さんは、町議会が始まって不在(島には彼と清水さん、2人の町議)なのを知っていて言っている。漁民から「私らの運動は合議制だから返事ができん。持ち帰って返事する。ただし、そのためには中電は作業予定を一切白紙にしろ」と言ったそうだ。もちろん議会から帰ってきた山戸さんが「話し合いは絶対しない」と返事をした。(左上写真で、青い制服が中電社員。船を漁船にぶつかるぐらいまで接近させてくる。)

 09914_6 4時過ぎに、中電の責任者が「4日間お願いをしてきましたが、9月も中旬になり、日没も早くなっているので、この時間からの作業は無理と判断しました」とモゴモゴと言って作業中断を表明。「もっと早く判断しろ」「何回来ても同じだぞ」「もう二度と来るな~」などという声がこちらからも飛んでいた。4時半近く彼らも引き上げ、阻止行動は終了。(右写真は、中電の船(左)に迫って、抗議する祝島のお母さんたち(中央)。シーカヤックが見守る。)

 現場には、田布施や周辺地域からも、若い子供連れの主婦、若者なども。県議会の原発反対派の4人のうちの一人が来て挨拶をした。09914_7 広島からも連日通っている方が何人もいる。

 また、上関では反対派は公然と名乗れない雰囲気の中で、夫婦で反対を掲げているという男性も来ていた(地元のことをいろいろ話しをしてくれた)。埠頭には、近辺の人たちが時折あらわれて、一緒に海を眺めていた。(左の写真は、巨大なクレーンと台船)

 広島の方たちには本当にお世話になった。快く同行を許して下さらなかければ、とうてい一人ではたどりつけない場所だった。感謝。

【激励先】上関原発を建てさせない祝島島民の会 http://shimabito.net/  Eメール iwaishima@gmail.com  FAX 0820-66-2110 〈カンパの送り先〉 郵便振替 01390-4-67782

【抗議先】 中国電力 TEL082-241-0211 FAX082-523-6185 / 【埋め立て抗議先】 山口県土木建築部港湾課 TEL083-933-3810 FAX083-933-3829

  

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コメント

できてしまったら、化学物質や放射能を含んだ排水を毎秒190tも海に垂れ流すと言うじゃないですか。
こんなものを平気で正当化する国や中国電力や山口県は未来を考えているとは思えません。
核開発、軍事利用のためなら何でもありという魂胆が見えます。
本当の未来のために闘う祝島の方々、かっこいい。

投稿: でっかいちゃん | 2009年9月18日 (金) 15時12分

本当に勝つ時です。 (京都生協の働く仲間の会)
2009-09-22 10:00:55
(3)全軍事費を全部福祉に回そう!
9月20日「いまこそ障害者自立支援法の撤廃を求める集い」への賛同参加を!
(1)日時:午後1時開場 会場:西宮勤労会館主催:9・20集い実行委員会
「障害者自立支援法」施行から3年がたった。「自立支援法」はご飯を食べる、水を飲む、排泄する、入浴する、他人と交流し社会活動を行うという事を初め、人間が生きていくのに必要な事に対して金をとるばかりか、必要な介助の量を認めないというひどい制度です。
(2)「応益負担」から「応能負担」へ変えるだけでは何も改善されません。低所得者には無料を原則にせよ!
(「応益負担」というのは1割負担というように決まった比率で、収入が少なくとも決まった金額を負担する制度だ。「応能負担」というのは能力に応じた負担という意味で、収入に応じた負担制度のことであり、「支援法」の前の「支援費制度」がそれでした。「支援費制度」は低所得者には無料で行なわれていた。)政府自身が、3年続いた減免措置の結果、「応能負担」を導入した場合でも、実際の負担額は「応益負担」の現在とほとんど変わらないと言っている。「応能負担」だといっても、低所得者には無料と原則提示してもらわないと、私たちの求める、低所得者にはもとのように措置費(国費)で全額保障してほしいという要求とは程遠い。介助に金をとるという発想自体が許せない。もともと介助は低所得者には無料だった。そこに戻せという闘いが今こそ必要です。
(3)「自立支援法」は憲法違反であると訴える裁判での、国側の主張は「自立支援法は障害者のみを対象としており、健常者には支給しないのであるから、障害者と健常者を比較は出来ず、『平等』を問題とする余地はない」というもので、「健常者」がただですることが、なぜ「障害者」には有料なのか、という疑問に答えるものではない。
「障害者」のみなさん、労働者・市民のみなさん、ぜひこの集いにご賛同、ご参加下さい。
辺野古漁港上空をデモフライトするCH53ヘリ10日・・
*沖縄・辺野古基地建設反対!自衛隊=軍隊は違憲、不要。なくそう。
9・27三里塚関西集会(◆午後1時半~4時半 ◆大阪市立中央会館ホール)へ!
*労働者・労働組合は、労働現場から、戦争協力拒否、軍事基地、原発、農民殺しの空港への協力拒否を、宣言しよう!特に土木建築労働者は、宣言をしよう。私達スーパー労働者も、軍事基地等運営協力拒否宣言をしよう!
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私達の18日の門前ビラの1部分です。共に頑張りましょう。

投稿: 京都生協の働く仲間の会 | 2009年9月22日 (火) 10時02分

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