世界同時水曜デモ(8月12日)に参加して
8月12日、日本軍「慰安婦」問題の解決を求める世界同時水曜デモが、阪急西宮北口のアクタ前の円形デッキで行われたので参加してきました。始まる前から下では「在特会」による聞くに堪えないような乱暴なアジテーションによる妨害が企まれていました。それをものともせず、50人近い女性を中心にした日本軍「慰安婦」問題を訴えるアピールが次々と行われたり、歌あり、踊りありのなかで、ビラまきが1時間半近く行われました。
水曜デモは気になりながら、なかなか参加できず初めての参加で、背中に蝶々の形のカラーボードをつけることになった時は、流石に引いてしまいましたが、負けたらあかんと着けてビラまき。みなさんの元気に圧倒され続けていました。午前中から淡路に所用で出かけての帰りだったので疲れてしまい、後の「韓国平和紀行報告会」は遠慮して帰りましたが・・・。
以下に、この日発せられた「声明」をご紹介します(右上写真は、「声明」の最後をみんなでコールしているところ)。
解放64周年 日本軍「慰安婦」問題解決のための世界連帯集会 声明書
「真の解放は私たちにやってきたのか」
悲しさと喜びが絡まり泣いた解放の日は、64年という歳月を駆け戻れば出会える半世紀前の歴史となり、来年には日本帝国主義に国籍を強奪されて100年を迎える。民衆の人生の奥深くに閉じ込められた痛みは、永い歴史が流れても簡単には癒されないが、64年が侵略と戦争、不当な支配の鎖を断ち切り、人権と平和の歴史をたてるべき歳月であることは間違いない。
しかし、私たちは解放64周年を迎える今日、再び解放を、真の解放を叫び、経済論理が飲み込んだ人権と平和を取り戻そうと叫ぶ。戦争を理由に、数多くの女性の人権を蹂躙した日本軍「慰安婦」という反人類的犯罪行為が今まで明白に解決されなかったことが、解放64周年を迎えた私たちが再び解放を叫ばなければならない原因となっている。戦争は依然として世界のいたるところで影を落としており、その中で同じ涙を流さなければならない多くの女性や弱者がいる原因となっている。
沈黙を破り今日に至るまでとどまることのなかった日本軍「慰安婦」問題解決のための私たちの闘いは、まさにそのような痛みを再現しないための熱い闘争であり、平和に向かった訴えであった。2007年に米下院で採択された決議は、希望を現実にかえる導火線であり、その後継続する日本政府へ問題解決を求める国際社会の連帯は、その起爆剤になった。勇気ある証言で不当な世界に立ち向かい、屈しない叫びで希望の証しとなった日本軍「慰安婦」被害者とともに私たちが作り上げてきた人権と平和の歴史だった。
戦犯国という汚名を洗い流しもしない前に、再び軍国主義への回帰を試み、未来世代には歪曲された歴史を注入しようろする日本政府の策略は、平和に逆らう不当な策略である。日本軍「慰安婦」被害者をはじめとし、日本帝国主義の弾よけになり搾取物にならなければならなかった犠牲者たちへの日本政府の無視と嘘は、明白な人権蹂躙に他ならない。
経済論理で人権と平和を飲み込んでしまった韓国政府もやはり、被害者の苦痛を加重させている張本人である。正しい過去清算と平和定着のための役割さえできないヨチヨチ歩きの政府であることに嘆きを禁じえない。
ここに、女性の名で、弱者の名で、青少年の名で、民主市民の名で、海外同胞の名で、集まった私たち日本軍「慰安婦」問題の早急な解決、そしてこの地の平和と人権のため、次の通り主張する。
一、日本政府は、国際社会および日本市議会が採択した勧告と決議を受け入れ、日本軍「慰安婦」問題に対する徹底した真相究明および公式謝罪と法的賠償を早急に実現せよ!
一、日本政府は、日本軍「慰安婦」問題をはじめとした戦争犯罪を清算し、未来世代に正しい歴史教育を実施し、アジアの平和定着のため先頭に立って努力せよ!
一、韓国政府は、民主主義と人権への弾圧を即刻中断し、正しい過去清算と人権尊重のため努力せよ!
一、この地の全ての戦争を断固として反対する。国際社会は、全ての戦争行為を中断し、特に女性に対する暴力を中断し、人権と平和実現のために立ち上がれ!
2009年8月12日
解放64年 日本軍「慰安婦」問題解決のための世界連帯集会 参加者一同
管理人より=手違いから(というより操作の知識不足から)、リンクした関連ブログのリストが画面から消えていたにも関わらず気付かないまま放置されてきました。お詫びします。三里塚反対同盟のホームページのURLが変わって、直そうとして気づきました。
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