3本目の誘導路計画は悪魔の所業だ
東峰部落住民の生活にとってかけがえのない存在だった東峰の森を破壊して、空港敷地外に違法に造られた新誘導路の7月末供用開始(実際7月30日から強行されている!)に抗議するために開催された7・5緊急集会の場で、さらに驚くべき事実が暴露されました。それは市東さん宅の西側100メートルに暫定滑走路の3本目の誘導路が計画されているという事です。それもまた空港敷地外を通る違法工事です(上図参照。東京新聞WEBより転載)。
NAAは4月22日に、新誘導路と北延伸部分の供用開始を東峰部落に一方的に通告してきましたが、その際にはこの計画のことは全く言及していません。その後に行われた新誘導路のテスト運行などで、問題が明らかになり、またもやつぎはぎの工事計画として出して来たのでしょう。しかし、この3本目の誘導路も1本目のあの「への字」を通らねばならず、とても「改善」とはほど遠い代物です。結局1本の航空法に抵触した滑走路に、無様な3本の誘導路という「ナリタ」を象徴する無計画性、デタラメ性をますます明らかにするだけです。
しかし、もしこの工事が強行されれば、市東さんの自宅やその前の畑などは2本の誘導路にほとんど囲まれ、終日四方八方から大変な騒音とジェットブラストに苦しめられる事になります。
さらにほとんど需要の見込みのないジャンボ機を飛ばすとしていることから見えてくるのは、この工事の真のねらいが市東さんの営農生活を脅かし、たたき出し、今三里塚で最大の焦点になっている市東さんの農地を強奪することにあることは火を見るよりも明らかです。農地法で農地を取り上げようとしている主客転倒した国策裁判と、この3本目の誘導路による恫喝はまさに「悪魔の所業」です。絶対に許せません。
静岡空港の立木問題では知事の首と引き換えに所有者が伐採に同意しましたが、もしあれを所有者に無断で伐採していたら世の中大騒ぎになっていたことでしょう。しかし、成田では部落の総有であった東峰神社の立木が部落の同意なしにだましうち伐採されました(2001年6月)。
成田空港建設はまさにそういった政府、公団(現NAA)の機動隊暴力と違法無法の積み重ねの歴史です。
この歴史と44年間断固として闘い続けている反対同盟への支援をさらに強固なものにしようではありませんか。7・5集会では当該の市東孝雄さんは「今の権力には法律も正義もありません。NAAは前倒し供用攻撃をかけ、追い出しをかけてきていますが、絶対に許しません。気持ちを引き締め共に闘いましょう」と毅然と決意を表明しています。私たちもこの市東さんに続き、理不尽きわまる3本目誘導路攻撃を粉砕するために立ち上がりましょう。
尼崎・伊丹実行委員会 弥永 修
(関実の「実行委員会ニュース 127号」に寄稿していただきましたものを転載しました。右の図は、三里塚反対同盟のビラより転載。)
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