« 沖縄・高江ピースウォーク2009 | トップページ | 耕作権裁判 第12回口頭弁論 »

2009年7月26日 (日)

辺野古大阪行動と伊丹自衛隊への申し入れ

09725

 昨日、25日は、高江の記事をブログに掲載していて、「辺野古に基地を絶対につくらせない!大阪行動」の署名活動を思いだし、大阪駅へ。1時間半のビラまきと、10分余りマイクを持って話させていただきました。この署名、ビラまき活動を毎週土曜日にやっておられることに脱帽。この日も15人ほどの参加でした。09725_2

 ビラをまきながら、わたし達三里塚を取り組んでいる者も、報道をしなくなったマスコミのせいだけにするのではなく、私たち自身の力で、三里塚を広く伝え、訴えていくことの必要性を強く感じました。

 しかし、この暑さで委細かまわずジュゴンのぬいぐるみを着て、子供たちや、若い女性に喜ばれているHさんの、汗まみれになりながらの努力には、感心(右写真)。

 今日26日は、百万署名運動のKさんの車に乗せてもらって、伊丹にある陸上自衛隊の基地に申し入れ行動。雨かなと思っていたのですが、幸い薄日が差す天気で、頑張れました。7人が参加。「とめよう戦争!百万人署名運動兵庫県連絡会」「とめよう戦争への道!百万人署名運動関西連絡会」「元自衛官連絡会」の3団体が、自衛隊に申し入れ書を読んで手渡しました。参加したのは7人。09726_2

 代表して、「元自衛官連絡会」の申し入れ書をご紹介します。

申し入れ

 千僧駐屯地の第3師団の皆さん。

 私たちは、自衛隊の海外派兵に反対し、自衛隊の人権確立を訴えて活動する、元自衛官連絡会です。

 隊内で頻発する「いじめ」やパワハラに悩む自衛官支援を行っています。

 現在、護衛艦「たちかぜ」で起こった「いじめ自殺訴訟」が横浜地裁(水野邦夫裁判)で口頭弁論が行われています。7月8日被告国・防衛省側は、「自殺」の原因が「被害者の風俗遊びの結果、借金苦であった。それは自殺した隊員の親友への事情聴取で判明した。親友の自宅へは04年に電話して父親と親友の隊員に聴取した」と当時砲雷長の3等海佐が証言しました。しかし裁判を傍聴していたその親友は、「私の父親は03年には既に死亡しており、私自身電話など受けたことがない」と抗議しました。自殺隊員(当時21歳)の遺族が「自殺はいじめが原因」と国家賠償を求め、8日にはいじめ被害にあった現役隊員らが証言に立ちました。先輩隊員による「日常的なエアガンによるいじめ」が原因で「自殺」したと証言しました。国が「風俗遊びによる借金苦」と事実を180度逆さまに描く証言が、偽証であることが浮かび上がってきました。09726_3

 死者を冒涜する、国の卑劣な偽証は到底許せません。真相解明と自衛隊の謝罪を求める遺族の切なる願いを、これでもかと踏みにじる防衛省・国を徹底的に断罪します。事件の舞台となった横須賀の元自衛艦「たちかぜ」は事件の後退役して、ミサイルの標的艦となってひそかに出港し闇に葬られました。事件の風化は絶対許されません。

 さて、戦前の侵略戦争を正当化した田母神・前航空幕僚長が、全国で講演を続けています。佐世保では「日本に発言力がないのは核兵器がないからだ」と、日本の核武装を主張したと言われています。

 その田母神が8月6日の原爆記念日に広島市で、「ヒロシマの平和を疑う」と題した講演会を予定している。秋葉忠利市長は6月29日、「被爆者ら市民の心情に配慮して日程変更をしてもらいたい」と、田母神と「日本平和会議」に要請しました。

 講演は午後6時から、原爆ドーム近くのメルパルク広場で開催されます。09726_4

 要請には、「広島における8月6日の意味は表現の自由と同様に重要」であり、当日は「原爆死没者の霊を慰め世界の恒久平和を祈念する掛け替えのない日」です。

 「ヒロシマの平和を疑う」という演題の講演は「被害者や遺族の悲しみをいやが上にも増す結果になりかねない」と訴えています。田母神と日本会議の8・6ヒロシマの蹂躙を許してはならない。

 ソマリア派兵の自衛隊3軍を撤退させよ。PAC3配備、あいばの配備を阻止しましょう。憲法違反の海外派兵に隊内外から反対の声を上げましょう。総選挙で、改憲派・新自由主義派を落としましょう。

 自衛隊の「いじめ」「パワハラ」をただちにやめさせ、隊内に人権を確立すべきです。

      申し入れ事項

1.「海賊」を口実とした海上自衛隊のソマリア派兵に反対です。「海賊対処新法」を廃案にせよ。

2.PAC3 あいば野配備反対。市街地へのPAC3移動・配備に反対します。

3.インド洋給油テロ特措法をただちに撤廃し、自衛隊3軍をただちに撤退させよ。

4.隊内いじめを直ちに止めよ。海自・特別警備隊の「集団暴行死」の責任者たちを厳正に処罰せよ。特別警備隊の海外派兵を絶対許さない。09726_5

5.イラク派兵隊員の劣化ウラン被爆や精神被害への健康診断を実施し、責任をもって被害補償せよ。

6.自衛隊内に人権を保障し、隊内民主主義を確立せよ。派兵拒否の自由を補償せよ。

以上、申し入れます。

 さて、今晩から出発して、明日は市東孝雄さんの農地をめぐる「耕作権裁判」です。そのあと、所要があって帰ってくるのは28日の夜。ブログは、いったんお休みです。よろしく。

|

« 沖縄・高江ピースウォーク2009 | トップページ | 耕作権裁判 第12回口頭弁論 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

9.27の街頭宣伝、いっぱいやりませんか。私もできるだけたくさん参加します。
10.11の街頭宣伝もできるといいな。

投稿: でっかいちゃん | 2009年8月 1日 (土) 02時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 沖縄・高江ピースウォーク2009 | トップページ | 耕作権裁判 第12回口頭弁論 »