7月27日 耕作権裁判第12回口頭弁論を傍聴しよう
写真は、前回の耕作権裁判(5月11日)の傍聴券配布を待つ反対同盟、支援のみなさん。
7月27日、市東さんの耕作をめぐる「耕作権裁判」の第12回口頭弁論が開かれます。この裁判は 当ブログの5月9日の記事 http://kanjitsu-sanrizuka.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-e405.html に詳しく説明をしておりますが、空港会社NAAが市東さんの耕作権(右写真のB、Dの土地)を解除申請し、それを不当、違法にも堂本千葉県知事が許可決定したことを受け て、残ったA、Cの耕作地は賃貸されていないので不法耕作だと強弁して、NAAが返還を求めているものです。こんなでたらめな提訴が許されるのかと怒りを行くたびに覚えます。しかし、そのデタラメさがひどいのと、やはり三里塚闘争故の凄さでしょうか、前回の公判の報告会の様子を、5月12日以降、3回にわたって当ブログで掲載 http://kanjitsu-sanrizuka.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/1111-984d.html していますが、本当に面白い。民事裁判にいくつも関わってきましたが、こんなに判り易く、面白い裁判はない。それは弁護団と反対同盟の、「敵の土俵も、自分たちの土俵に変えていく」という「非妥協、実力闘争」の精神で貫かれた闘争方針によって勝ち取られてきたものなのです。
昨日の市東さんの農地をめぐる「農地法裁判」「行政訴訟」の口頭弁論後の記者会見で市東さんは「7月4日に報道された3本目の誘導路計画は絶対許せない攻撃」と想いを語っておられます。「第3誘導路」建設は、「へ」の字誘導路部分をそのままにしていることから、ただただ市東さんの居宅を空港施設で完全に包囲し、凄まじい爆音などによって市東さんの生活を破壊することを通して「叩き出そう」というとんでもない、卑劣きわまる攻撃です。違法、不当な訴訟指揮で現場検証も行わず、最重要証人への反対尋問の権利も強奪して結審、判決を強行しようとする天神峰現闘本部裁判もまた、市東さんの南台の農地を孤立させようとするものです。今、国、空港会社は、市東さんを「生きていけなくさせる」「叩き出す」ことに三里塚闘争解体への唯一の水路として、総力で襲いかかろうとしているのです。こんなことが、どうして許せるでしょうか。
反対同盟は、この7月末の新誘導路供用開始と、この10月22日に強行されようとする暫定滑走路の北延伸部分の前倒し攻撃を、こうした市東さんへの集中砲火の開始と受け止め、現地闘争の爆発と、そしてそれと一体のものとしての市東さんの農地をめぐる裁判闘争の爆発を訴えておられます。
一つ一つの口頭弁論が、こうした決戦の白熱した戦場となっているのです。市東さんの農地をめぐる裁判への傍聴闘争が決定的に重要になっています。昨日に続いて、27日の裁判へ全力で傍聴に駆け付けよう。
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