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2009年6月11日 (木)

関空闘争に関する声明 (6月5日)

        声  明

                                 2009年6月5日

1.          関西新空港闘争、そして三里塚闘争に想いを寄せてくださるみなさん。アメリカの新たな世界戦略のもと、日米両軍の一体的運用を前提とした米軍再編(トランスフォーメイション)が、2014年終了を目指して進められております。沖縄辺野古基地の建設や、岩国基地への空母艦載機部隊の移駐などを柱としつつ、朝鮮半島有事を想定した日米共同作戦計画5055によって、成田空港、そして関西空港が非常に重要な位置を持っていることがすでに明らかになっております。成田空港の暫定滑走路北延伸(最終的には4000メートル化)攻撃と、一昨年供用が開始された関空二期攻撃は、そうした枠組みの中で進められています。

2.               そうであればあるほど、私たち関西新空港に反対してきた住民団体は、多くの労働者、市民の皆さんとともに「東西両軍事空港反対」の旗印も鮮明に、隊列を強化し、前進しなければならないと考えております。1966年、淡路空港案で始まった関西空港計画は、多くの市民の反対によって和歌山をも含むほとんどの大阪湾岸自治体による反対決議が勝ち取られることによって漂流し、1974年の航空審議会においても、候補地を決定できないという事態を生みだしました。この過程は、国によって各自治体個別に切り崩される事態の中で、住民による「大阪湾のどこにもいらない」とする湾岸住民共闘(以降、湾岸共闘とする)の陣形を生みだしました。しかもそれを基礎に、1977年三里塚鉄塔決戦に直面して、三里塚決戦勝利関西実行委員会(以降、関西実行委員会とする)運動をも生みだし、30年を経た今日に至っております。

3.               関西空港は、泉佐野沖合に建設が強行され、1994年一期開港、2007年二期供用開始が行われましたが、私たちは泉州住民の会とともに、正に湾岸共闘の力をもって、空港絶対反対、建設阻止、開港阻止の闘いをやり抜いてきました。同時に、この湾岸共闘の「軍事空港反対」の根底的な怒りこそが、30年以上にわたる三里塚芝山連合空港反対同盟を支援し共に闘い続けてきた関西実行委員会運動を支え抜いたのです。

4.               来春にも国民投票法による改憲攻撃、そして先述の米軍再編攻撃が進められようとしている現在、私たちが形成してきた湾岸共闘をますます発展させ、関西空港の軍事使用に反対する労働者、市民の大きなうねりと隊列を生みださねばならないと考えるところです。先日関西で開かれた「3・15米軍再編と闘う」集い(関西実行委員会・三里塚反対同盟共催)は、こうした想いによって企画され、大成功を収めました。

5.               ところが去る4月28日の関西実行委員会世話人会において、国賀祥司事務局次長(関西新空港絶対反対泉州住民の会事務局長)から、「今年の関空反対全国闘争は、泉州住民の会が単独で主催したい」と湾岸共闘を拒否し、これを否定する提案が行われました。理由は、「泉州住民の会が成長し、すべて労働者の団体となったのでそれにふさわしい闘いとしたい」ということと、他の住民団体などとの間に発生した「昨年の7・13闘争をめぐる発言問題」ということでした。

 

6.               この提案を受けて開かれた5月28日の関西実行委員会世話人会で、湾岸共闘を構成してきた泉州以外の、淡路、明石、東灘の各団体より、その趣旨に若干の差異をもつものの「湾岸共闘を維持して、関空闘争は持たれるべきだ」という主張が行われました。背景には当然のことながら、「関空闘争は自分たちの闘争だ」という各団体の結成以来の強い想いがあったことは言うまでもありません。しかし、出席していた国賀さんはもとより、中山さん、小林さんの3人からは、湾岸共闘、関空闘争をどういったものにしていくのかといった論議は一切されないまま、事務局への名指しの「怒り、不満」を口実とした泉州住民の会単独主催が主張されるだけでした。永井関実代表からの「一歩も譲ることはできないのか」という問いにも直ちに泉州の皆さんは「できない」と否定し、やむなく、永井代表から「泉州の言いたいことは聞いたので、今後、また再び共に闘う日が来ることを念じて論議を打ち切りたい」という判断が示され、討論を終えました。

7.               加えて、関西実行委員会世話人会が、次の議題に入ろうとし、7・5三里塚現地闘争などの提起を受けて継続されようとしているにもかかわらず、国賀さんたち3名は席を立ち帰ったのです。「世話人会議は続いているではないか」「あなたは事務局次長でしょう」ととがめられた国賀さんは、「出ていこうと、出ていくまいと勝手だろう」という内容の捨て台詞を残して帰ってしまったのです。これは、関西実行委員会の事務局次長として会議の運営への責任を放棄する態度です。

8.               重要な局面を迎えようとする現時点での関空闘争の泉州住民の会による単独主催への一方的強行は、関西空港闘争を米軍再編に抗して広く関西一円の労働者、市民に訴えて闘いを広げようとする湾岸共闘の持つ戦闘性を破壊し、関空闘争を後退させるものです。

9.               同時に、三里塚闘争が、暫定滑走路北延伸攻撃、市東さんの農地強奪という正に決戦局面に入ったこの時に、関西実行委員会の統一戦線の基軸ともいうべき湾岸共闘を破壊することは、三里塚闘争に重大な打撃を与えることになりかねません。

10.          以上の判断から、各住民団体と関西実行委員会世話人会の決定として、以下の点を明らかにいたします。

1)   湾岸共闘を破壊し、関西実行委員会運動に分断を持ち込むものでしかない関西空港反対全国闘争の泉州住民の会単独主催は認められない。ゆえに、私たちは、7月19日に予定されている「関空闘争」には参加しない。

2)   関西新空港絶対反対泉州住民の会が、関空闘争の今後を見据え、湾岸共闘にすみやかに復帰されることを強く要請する。

3)   新たな関空闘争を作ることと、三里塚闘争の決戦過程への決起を一体のものと考え、10月11日三里塚全国集会に先立って開く関西実行委員会主催の関西三里塚集会を、今年は、「東西両軍事空港反対」の集会として断固として開催することを決定した。そして、新しい関西空港闘争をつくっていくことを内外に明らかにするために総決起することを宣言する。

以上、声明といたします。

                 淡路町空港反対同盟

                 新空港反対東灘区住民の会

                 関西新空港反対明石住民の会

                 三里塚決戦勝利関西実行委員会世話人会

 

管理人=何度やっても 最初の「1」の部分のみが字が大きくなってしまいます。読みづらいですが、このまま掲載いたします。なお、声明文を印刷される方は、「09.6.05 関実声明.pdf」をダウンロード をクリックして印刷してください。

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