今週の産直野菜(6月27日)
今週の産直野菜が三里塚から届きました。医者に行っていたので、少し遅れましたが・・・。
ニンジン、じゃがいも、キャベツ、キュウリ、ズッキーニ、セロリ、なす、ピーマン の8品です。キュウリとじゃがいもはまだ先週のが残っているのですが・・・。頑張るべぇ~。
一昨日、天神峰現闘本部裁判の昼休みで食事を反対同盟のみなさんと一緒にしながら、産直・野菜の話しに。その中で、キャベツの青虫が食べるひどさが話題に。進さんが、出荷できるように食べられた葉を剥いていく作業の大変さを言われる。すると、謙太郎さんが、2~3センチ大の虫(名前を覚えていません)が食いつくと、青虫と違ってキャベツの芯に向かって真っすぐ食い進んでいくので、大きな穴が中心まで出来て出荷できないと話しておられた。前々回に玉レタスの話しを書きましたが、このキャベツなどの虫との闘いも自然のなす業。大変やなぁ~と聞いていました。
それにしても、この日の裁判での3時間を超える萩原進さんの証言はすごかった。テープで取りたかったです。シルクコンビナートをめぐる怒りも、これまで聞いていたものを一歩踏み込み思わずうなりました。
進さんご自身の結婚の仲人をしてもらった石橋政次元副委員長が毎日のよう に萩原家を訪れていた家族付き合いや、同じ青年行動隊として兄弟のように付き合った武司さん(政次の長男)への想いを語られた。親の決断で強行された政府との交渉、脱落の中で、武司さんがうつ病に陥り、農業もできなくなり、生活自体が大変なことになって行った石橋家の苦労と、武司さんのつれあいの恵美子さんの苦労などに想いを至らせながら、「彼らも空港に賛成したんじゃない んだ」と、村の共同体、人間関係をずたずたに引き裂きながら進められた空港建設への怒りを切々と語られた。恵美子さんの証言とされる「陳述書」の中にあ る「反対同盟が恐ろしい」などの表現も、空港会社と国の介入がもちろんあったにしろ、彼女のその苦しさがあったのではないかと思うとまで語られた。後から見ていて、時には涙ぐみながら語られていたのではないかと感じた。あらためて、国策としての成田空港への怒りがこみ上げてきた。このことを思い起こしながら、改めて帰ってきて「農地収奪を阻む」の次の一節をかみしめながら読みました。少し長いですが、引用します。
―― この時、「裏切り者許さず」という闘いの原則の深い意味を思い知った。あの石橋を弾劾に行くということは、自分自身の闘いへの態度を決めなければならないということだ。自分自身が態度を決めなければ、他人の弾劾などできない。裏切りの弾劾とは自分自身に対する確認であり、退路を自ら断つということだ。ここのところをあいまいにしたら、金や暴力、物量で圧倒的な国家権力を相手に真剣な闘いはできない。他人への批判は、そのまま自分に返ってくる。しかもこれは、一度確認すればそれで済むという問題ではない。闘いの局面、局面で自己点検し、自己変革しなかったら、他人への批判や弾劾はできない。(「農地収奪を阻む」83ページ)――
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