市東さんの耕作権裁判第11回口頭弁論(その3)
裁判後の報告会のまとめの中で、萩原進事務局次長から7月、新誘導路供用開始攻撃への闘いが提起されましたので、その発言全文を掲載します。
萩原進反対同盟事務局次長のまとめ(報告会)
5月の14日に鈴木さんの一坪裁判があります。そして、先ほど言われたように市東さんの会の現地調査とイベントが組まれています。31日には戸村さんの生誕百年の会があります。そういう中で、6月1日にも暫定滑走路認可(取り消し訴訟控訴審)の判決が高裁で行われようとしています。
そこで、先ほど出ましたけれど、7月の、誘導路前倒しという形がありますけ れど、承知のように今日、7月27日、この裁判が入りましたね。その前に、7月21日、市東さんの行政訴訟と農地法裁判が入っていますので、7月の公判が混んでる。普段だったら7月20日前後に、同盟的な海の催しがあるんですが、7月の各党派でいろいろ予定が入っているかもしれませんが、先ほど言ったように誘導路前倒し使用についての現地闘争的なものが組みたいんですね。その辺で、7月20日前の段階でいろいろスケジュールを調整してもらって、なんとかその辺でぶちこみたいと思いますので、皆さんの協力をお願いしたい。
その上で、豚インフルエンザという形で騒がれていますけれど、市東さんのところから直線にしたら500メートルくらいの所に150名程度の、同じ規則にのっとった人たちがそこに収容されるというね、もとウィンズホテルという、何人か泊まった人がいますが、今そこに隔離されるというそういう状況があるんだけれども、昨年、9月の段階で市が国民保護法という形で5千人規模の動員態勢の下に2日間にわたって、8月30日、31日と成田市は訓練を行いました。そして一方では、春先から言われているように成田空港の事前調査、要するに米軍再編も含めて、とりわけ軍事使用における兵站としての成田の現地調査を夏までに作り上げるというようなやり方がなされてて、表面には出てき ていませんけれど、そういう意味の一環としての今回の隔離、あるいはホテルの使用だとか、あるいは病院の使用とかが、そういうのが一方で組まれているわけで。そういう中で農地法の改悪が国会で出されてきている。
いろいろ、裁判員制度の問題にしろ、あるいは先ほど出ましたけれども、道州制の問題もありますけれども、我々にとってみれば、道州制もそうだけれど、やっぱり戦争問題だ。根本的に、はっきり言えば、要するに軍事費の調達、あるいは戦争ができる体制を作って行くんだという所で、逆に道州制というのもその中での枠組みであるし、それを政治的に、あるいは具体的に発揮するのがアジア・ゲートウェイですよ。そこの中において道州制の問題もそこに存在するんであって、いろいろ党派によって言い方がいろいろ違うでしょう。道州制の中にこそあるんだと言い方しますが、自分は逆じゃないか、とんでもない話だ。戦争問題抜きにしてそういうことがあるのか。アジアゲートウェイがあって、アジアへ、どうしてやって、経済的進出、軍事的侵略がそこにあるんじゃないのか。その問題を、福田の時に死んだんじゃないかという安倍が出したんだけれど、とんでもない話で、今開き直って、それをやらなきゃあしょうがない事態に入っている。それが今三里塚に押しかかってきている。そう意味で、現実にそういう意味で。そしてその大きな現われとして北延伸を逆手に取った成田・・・の攻撃がある。こういう攻撃として見たとき、大きな枠として、単なる事故を事故として見るのではなくって、事故が起こるべくして起こった事故であって、その事故を逆手にとってそういう訓練をしながら、しかも、そのことをやることをもって声をつぶ していく、ものすごい強権的なやり方がある。このことを非常に見る必要がある。これが、大きくは基地である岩国とか沖縄とか、日本全国のこういう基地における・・・という形でどんどん出てくるだろうという風に思いますので、その辺を三里塚は舵取り的にやっていく必要がある。そういう中での裁判であるということを位置づけていただいて、闘い抜いていきたいと思います。
まあ、非常にこみいった日程、スケジュールですけれども、向こうも何時から供用という形に発表しておりませんけれども、ずれて7月初めに供用始めたのに7月終わりにやるというわけには行かないんで、そういう意味で7月初めの方に何とか組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
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