定着してきた「淡路・三里塚写真展(第4回)」
5月13日、14日の平日、洲本商店街コモード広場で「淡路・三里塚写真展」を開催、平日にも関わらず2日間で109人もの参加者を数えました。
今回で4回目となりましたが、参考までに過去の実績を記します。第1回目が2007年3月16、17日、参加者101名。2回目が同年11月30日~12月1日、参加者108名。3回目が08年5月16、17日、参加者89名との実績があり、一年ぶりの開催となった今回は参加者も野菜の売り上げも好調で、ここにきて「定着したイベント」であることを強く感じました。
初めてマスコミが取材報道
今回は、初日早々、神戸新聞の記者が取材に訪れ、写真展の意義、 野菜市の趣旨など詳しく説明を聞いて、「成田の問題が今も続いていることを強く感じる。淡路の環境を守る住民運動、淡路の農業の問題、平和の問題などが、三里塚と関係しているのがわかる」との感想を話していました。この写真展をマスコミが報道したのは、これが初めてで、今までも何度か「取材」には来ましたが、報道されずじまいでした。翌日の写真展には「新聞を見てやってきた」との参加者の声を数名から聞き、マスコミの力にあらためて驚かされました。
新しい「大判パネル」に様々な感想と反応
今回から新しく「大判パネル」で掲示しました。遠くからも一目でわかる大きさなので、皆さんは迫力を感じていました。30数年前、冨里(成田市の隣)から引っ越してきた女性は「懐かしい風景の写真、畑、ふるさとに帰りたい気持です」 と感想を語ってくれて、「成田の闘いは知っていましたが、今も続いているのに驚きました。騒音公害はひどいですね」と、国や空港会社に怒りを持っていました。
また、淡路空港反対の闘いを初期から知ってもらっている方も来られて、淡路町空港反対同盟が健在であることを喜んでいました。
なかには「三里塚で反対している農家は補償金を吊り上げているだけや」と一方的な感想を言われたので、市東さんが「億のお金を拒否して、大根1本を作って空港廃港までがんばる」との固い気持ちで農業を続けておられることをきっちり説明しました。
野菜市では、ある高齢の方が「このキャベツは虫がいっぱいついている。レタスの方を買うわ」と、無農薬野菜の特長をなかなか理解してもらえない場面もありました。でも、葉もの中心の野菜市は完売、これからも無農薬の良さ、三里塚の思いをきっちり伝える「写真展と野菜市」を続けていきたいと思います。
淡路町空港反対同盟 安藤眞一
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