今週の産直野菜(4月25日)
春大根、カブ、小松菜、三つ葉、ほうれん草、葉玉ねぎ、チンゲンサイ、切り干し大根、それにキャベツと9品目。だいぶ春らしくなってきました。
しかし、市東さんの話し(この22日)では、端境期が1ヶ月ずれ込んでいるそうです。しかも、急に暖かい日が続いたりで、小松菜が急に伸びたり、でき具合にデコボコがあるとか。また、萩原さんの話しでは、6月の予定のトウモロコシの成長が非常に遅く、こんなことは初めてで、できが悪いかもしれないとのことでした。来週は、また少なくなるようなミーティングの時の様子でした。
22日には、種を買い付けに行く萩原さんに連れられて多古にある種屋さんに行きました。ホームセンターでよく見るような紙の袋に入った種と、小さな缶詰に入った種がありました。紙の袋でやると少ない分割高になるそうで、直径4センチくらいで高さ3センチくらいの缶詰の種が6千円から1万円くらい。農家が減ってきて、家庭菜園がはやっている分、紙の袋や苗を買っていくお客さんがにぎわっていました。それだけ、種屋のほうも経営が厳しくなって、農家に掛売りを してくれていたのが、現金買いに代わって、農家の経営を圧迫しているなどのお話も、聞きながら買い物を見ていました。缶詰に入っているので持つのかと思ったら、春に撒く分は秋には使えないということで、この種屋の世界の厳しさも理解された。ますます農家は大変。萩原さんは、7月に収穫予定のトウモロコシの種を購入されました。この日の昼過ぎには、もう畑に蒔いたと、翌日の天神峰裁判に向かう車の中でお聞きしました。「おやすみ」といっても、いろいろしているのだ。
右の写真は、シイタケを初めて昨年末種付けしたもので、萩原さんの作業場の横の木陰にあります。今年の秋が楽しみですが、難しいそうです。市東さんのところではすでに試みておられるようです。先週の「週刊三里塚」のコラム「北総の空の下で」で、種のF1問題と萩原富夫さんののらぼう菜(野良坊菜)へのアタックが紹介されていますが、50種類を超える作物を育てながら、産直の前進のために、いろいろと努力しておられるのがわかります。
萩原さんが、始めたばかりの関西の産直の取り組みの難しさの一つに、現場にじかに触れ、そこで農民と話し合うことの大切さを言っておられました。確かにそうだと思います。
春の催しとして今週の「野菜便り」に、6月7日春の産地交流が行われることが紹介されています。メインはジャガイモ掘りです。私たちも参加させてもらい、あと残って援農と現地調査をするために、前日の6日の夜に出発し、10日まで現地にお世話になる計画を進めています。産直をしておられる皆さん。いかがでしょうか。7日だけでも・・・。
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