4月23日 天神峰現闘本部裁判の傍聴に
4月23日(木)、天神峰現闘本部裁判が、午前10時半から千葉地裁で開かれます。
一旦は異常極まる、仲戸川裁判長によって不当に取り消されていた反対同盟から出されていた証人調べを、この日行います。萩原進事務局次長、北原鉱治事務局長をはじめ3人の証人調べが午後4時20分までかけて行われます。といっても、当初確認されていた半分の時間に切り縮め、一日で一切を終わらせようという乱暴なものです。
仲戸川裁判長は、証人・石橋恵美子(元副委員長・石橋政次の息子武司の嫁)の証言をビデオリンクで行うという暴挙を前回働きました。ビデオリンクというのは、証人を尋問する際に、証人を法廷外の場所に召喚し、映像と音声をモニターできる装置を用いて法廷から証人に尋問する方法。「犯罪被害者等の権利利益保護」のために認められた例外的措置。今回のような民事の証人に使われるためのものではありません。これでは、証人の直の表情がうかがえず、容易に偽証を可能とします。事実、石橋恵美子が事前(09年2月27日)に提出した陳述書は、石橋政次の「相撲見物」などによる三里塚闘争への重大な裏切り、逃亡の事実を隠し、居直った上で、「反対同盟はこわいと感じていた」と三里塚闘争は過激派の闘争なる国家権力のキャンペーンに依拠し、「賃料は受け取っていなかった」なるまったくの偽証を行っている。ビデオリンクの採用は、この石橋恵美子の偽証を維持するためであることは明らか。それゆえに、反対同盟と弁護団は、前回の裁判に先立って裁判官忌避を行い、千葉地裁はそれを受理したのだ。
にも関わらず、仲戸川裁判長は、口頭弁論を強行し、石橋恵美子の陳述書を確認して2~3分で終えるという許すことのできない偽証を支えたのだ。そして、反対同盟の側が「反対尋問の権利を放棄した」と強弁して、石橋恵美子の証言を終了させるとともに、採用されていた証人を取り消すという暴挙を行って、反対同盟の立証活動の権利をはく奪したのだ。
こんなことが三里塚闘争をめぐる裁判だからと強行されることがどうして許されようか。違法、不当な国策裁判以外の何物でもない。このあまりに不当な訴訟指揮は通用せず、証人調べ取り消しを撤回したとは言うものの、仲戸川裁判長の国策裁判を進める意図は何ら変わるものではありません。それは、現地調査を行わないという核心的事態が何よりも物語っています。そして石橋恵美子の偽証を唯一のよりどころとして、天神峰現闘本部の地上権を否定しようと画策していることは明らかです。こんなでたらめきわまる薄知恵を断じて許せません。
4月23日の天神峰現闘本部裁判における北原事務局長、萩原事務局次長などの証言と裁判闘争を通して、仲戸川裁判長と国の暫定滑走路北延伸供用開始の前倒し攻撃の野望を打ち砕く一歩としなければなりません。裁判傍聴に全力で起ち上がろう!
◆ 次回口頭弁論 4月23日(木)午前10時30分 千葉地裁 傍聴席抽選のための整理券が配布されますので、午前9時30分をめどに地裁前に集まってください。
管理人は、明日の裁判もあり3日間現地にお世話になります。援農でも楽しんでこようかなと思っています。そんなことで、ブログは24日までお休み。報告にご期待下さい。
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コメント
「仮執行宣言」というのが付けられるかもしれないと知り、びっくりしています。裁判所は権力を傘にきてやりたい放題じゃないですか!
マスコミが黙っていることをいいことに、三里塚闘争には何をしてもいいという態度、こんなことを許してしまっているのが悔しいです。
投稿: ぶう | 2009年4月21日 (火) 00時21分
仲戸川裁判長を先兵にした三里塚闘争への国家意志って、どこまでふざけてるんだろ。
頭がカンカンになって体に障る。あかん、まだ精神的な抵抗力が戻ってない・・・。
押し返してきてください(>_<)
投稿: ぶう | 2009年4月21日 (火) 06時37分