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2009年4月 5日 (日)

3・29三里塚全国集会③ 基調報告・萩原進事務局次長(その1)

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 ごくろうさまです。寒い中ですけれども頑張ってください。

 冒頭に二つほど訴えたいと思います。一つ目は、先ほども出ましたけれども、千葉地裁・仲戸川裁判長の常軌を逸した訴訟指揮に対して、怒りを込め弾劾する。現闘本部の実地検証を最初から拒否する。そして証人に対して、ビデオリンクを導入して証人隠しをする。挙句に欠席裁判を強行して、それだけに懲りず、認めていたわが反対同盟側の証人までも却下する、取り消す。これは、そういう意味では長い三里塚の裁判闘争の中でも類を見ないような暴挙であります。断固、それに対して、・・・・・裁判を見つめてやろうと思っています。

 二つ目は、先の23日に、アメリカのフェデックス社が起こした空港事故の問題であります。原因はウインドシアといわれる突風とか、気流の問題とか、いろいろ理由づけしておりますけれども、これは、成田空港の姿を表した事故でありま09329_3 す。欠陥空港である、内陸空港であるという決定的な事実の上に立ってろくな調査もせず、偽善で固めて、強権的な土地取り上げを行った結果が、今日の事態を招いているわけですよ。そういう欠陥だらけの中で、北延伸を図って、ますます欠陥空港としての位置を高めざるを得ない状況の中で、仲戸川裁判長は、その土地取り上げの尖兵になり下がろうとしている。空港会社は、ますますそういう中で、今日の経済危機の中で、利益優先、安全無視。この双方が一体となって推し進めようとするこの今日の姿、この空港はまさしく廃港以外にないということを先ず冒頭申し上げておきたいと思います。

 皆さんが、誰でもおっしゃるように、このいう中で、激動する情勢の中で、三里塚がどういう位置を占めているのか。みなさんもご存じのように、この世界の中で数千、数万の人たちが決起をしております。労働者に対する攻撃と同様に、農民の決起も行われております。最早、生きることそのものが、闘わなければ駄目なんだと、そういう時代に入っておるわけです。こういう深まる資本主義の危機の中で、政府・財界は自分たちの現実をますます深めつつ進まざるを得ない。安倍が打ち出した「アジア・ゲートウェイ構想」が、福田が継ぎ、今日の麻生まできて、よたよたの内閣の中で、立ち消えになったんじゃないかと言われてきたわけだけれども、もう一度ここでその路線を引き継いでいかざるを得ないという状況を作り出している。洞爺湖サミット等において貿易交渉も決裂と、いわゆるWTOにおいて入口までも入れないという状況の中で、FTA,EPAという貿易交渉そのものにどんどん加速させて、弱い者を切り捨てる、そういう時代に入っていく。そういう中でなんとか成田の空港の立て直しを図っていきたい、そういう状況を今、迎えているわけですね。

 だけども、見てください。今の麻生の姿の中で、文字通り、民衆を、人民を敵に回してやり切れるのか。今日の状況こそ、われわれが43年間闘い抜いてきて作り上げてきたそういう状況ではないのか。確かに自己崩壊的な要素は含まれております。しかし、厳しいけれども、資本家やあるいは支配者が文字通り危機にあえぎ、そういう中から一切攻撃を加えられない、今日の事態を迎えるために我々は43年間闘い抜いてきたんだと言っても過言ではないという風に思います。

 ですから、「へ」の字に曲がった誘導路。着陸帯には開拓道路があります。オーバーラン帯にも神社。南側の飛行直下には、二度にわたって誘導路を横切らなくちゃあならない。あるいは高速道路が・・・。2500メートルでは、近距離の国際便しか使えない。先ほど言いましたけれど、先の事故、ウインドシアによる事故は、初めてじゃあないんですよ。2003年の1月にこの暫定滑走路をオーバーランしたんですよ。その時も、同じようなことを言ってる。もう少しで神社に突っ込もうとした。これは完全な墜落なんですね。オーバーランという形で誤魔化してますけれど、その時に起こっている事故、それが、つい先日それを上回るものとして証明された。こういう欠陥だらけの空港が、すべて国と空港会社、裁判所の暴挙によって、ますます明らかになってくるわけですけれども、推し進めようとすればするほど。だから、成田がアジアにおけるハブ空港の地位から陥落せざるをえないんだ。

 09331 そこに追い打ちをかけたのが、今日の恐慌、経済恐慌ですね。昨年12月の貨物便、輸出が前年比、48%、半分になっちゃってる。夏のダイヤ改正、つい先日行われましたけれど、減便を強いられている。だけども、この誘導路、あるいは滑走路の延長をもって今の20万回を30万回にするんだということをもって、世界からここに増便を図ろうという形で引き上げようとしているのが今の姿なんです。北へ、北へと二度にわたって滑走路を伸ばしたんですね。2500メートルのうち1200何メートルか、半分近くも北側へ伸ばさざるを得なかった。本来は南へ伸ばして東峰、天神峰の部落、そして反対同盟の闘いを潰そうとしたんです。しかし、それができえないために北に持っていかざるを得なかった。しかし形だけを作っても中身が伴わない。そういう状況であっても形だけでも作ると、いう形で今この秋にも開業し、来年3月の共用開始ということをもって、飛ばすことをもって、再度われわれを追い出そうとしているわけです。そんな暴挙を絶対に許せない。それが今日の裁判であり、先日の工事の姿です。しかし、もうそれ以上のことは出来得ないんです、彼らは。いわゆる他力本願の空港としてしか建設は出来得ない、ところまで追いつめた。北へ、北へと、われわれは固定化した。そのことを、アジアからのハブの陥落と、羽田への・・・、成田のますます地盤沈下、そういうのを通しながら、暫定滑走路の闘いを通し、市東さんの闘いを通し、空港本体に上りつめて、廃港への闘いを推し進めていく。そういうのが我々の闘いです。

 空港会社、あるいは支配者側はこの道を、先ほど言いましたけれど「アジアゲートウェイ」によってアジアにおける搾取と、そういう中で羽田と成田の二期をもって何とかしのぎたいという形をするわけですけれども、それだけじゃあ支配を出来得ない。そういうところで、大きくは成田を軍事使用の中で位置づけていく。それが今日の姿であろうと思います。

 そういう中で、本集会で強調したい4点があります。先ず第1点は、北延伸のための現闘本部撤去を真っ向から闘い抜いて、仲戸川裁判長の常軌を逸した訴訟指揮に、そういう意味では決戦はだぐり寄せられたわけです。そして夏から秋に向けての状況は、そういう意味では状況が実質的にも一変するだろう。現地における実力闘争と農地死守の闘いを断固としてやりぬく態勢と、そういう気構えを先ず固める。

 そして第2番目には、市東さんの農地を守る闘い、そしてその陣形を文字通り、もう一度、ひと旗、ふた旗立てる必要がある。承知のように、三里塚の状況は、収用法によってはもう土地を取り上げることは出来得ないというところまでは来ているんですね。そこで、追い詰められた形として、もうあってはならないことなんだけども、農地法によってそれを取り上げるという前代未聞の裁判が行われているわけですね。賃貸借契約の解約という、ほんとにデタラメな、空港用地として使うための公用収用なんですよ。こういうところまでしか出来得ないという土地収用法の粉砕と、攻撃としての農地を守る三里塚の闘い、この原則は、農地死守して、実力闘争をもって闘うという、そういう市東さんの大衆的な陣形の拡大と、そしてもう一つの闘いの仕方という形が第2点目に求められている。 (明日に続く。3枚目の写真は、3月31日、うどを掘り起こしている萩原さん。)

 

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コメント

より多くの人に、現地調査に参加して欲しいと思います。
ムチャクチャな空港の姿、ムチャクチャに三里塚を破壊している姿を、見て欲しいです。

投稿: でっかいちゃん | 2009年4月 5日 (日) 11時30分

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