部落解放同盟全国連第18回大会 山本善偉世話人挨拶
第18回全国連の全国大会、おめでとうございます。三里塚決戦勝利関西実行委員会の世話人として挨拶をいたします。
全国連が生まれる前、もうそんな過去のことを話しても何ですが、荒本の人た ちと我々は、全国連ができる前に、三里塚を闘っている故に解同本部は荒本支部を除名しました。それに対して、正義の闘いとして屈しなかった荒本が、だんだん発展して、ついに新しい解放同盟全国連合会を結成して、今日が第18回目になります。18回になって、まだ問題はますます厳しくなっている。厳しい状況に我々があることを思います。
私たち関西実行委員会は、三里塚の集会の前に必ず関西集会を開くんでありますが、今年は特に、3・29の前に3月15日の関西実行委員会の集会は、いつもと趣を異にしました。それは何か。三里塚にもっともっとたくさんの人に来てもらわなければならない。たくさん三里塚を知っている人はいるんだけれども、なかなか結集はできない。私たちはそのために、今問題の一番の根幹は米軍再編であろうと思います。米軍再編を考えるために、三里塚、沖縄、岩国、関西を結ぶ講演とディスカッション、そういう集会をもったわけです。その席に、中田書記長も来ていただいて、われわれのその計画に対して、非常に力強く、全国連の立場から、共に闘うことを約束していただいたわけであります。
そして 、今、伊藤さんが言われたとおり、3・29には今までと違った意味での大きな三里塚の全国大会をやることができました。三里塚の44年にわたる闘いを、広く、労働者、人民、国民全部が支える、そういう場にならねばならないと我々は願ってはじめたこの間の3・15から3・29への成功を見て、今ここに立って思いますのは、新しい水平社を作りだす、生み出す全国連だと。これを見て本当にうれしく思います。差別はますます激しいにもかかわらず体制内の運動しかしない解同本部派に対し、徹底的に差別と闘い、反戦・反核の砦である三里塚を共に、全国連の立場として一緒に闘うということを非常に力強く(3・29で)発言していただきました。
私は、88歳、もう過ぎましたけれども、このままいけば必ず戦争になります。戦争を食い止めるものは誰か。不正なる権力、不正なる力に対して、力でもって闘う人民がこれを食い止めるものであります。解放同盟中央本部がほんとに融和団体になっていくのに対して、皆さんが歯をくいしばっても闘われる。私は、私たち関実は、共に三里塚を闘うことを固く約束しまして挨拶といたします。
この日、三里塚からは伊藤信晴さんが遠路見えられ、連帯挨拶の冒頭に挨拶され、決戦に入った三里塚を共に闘うことを訴えられました。
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