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2009年3月23日 (月)

3・15 講演とパネルの集い⑥ 特別報告1 知花昌一さん(その2)

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 しかもまた、今日、岩国の方もいらっしゃるということで勉強したいと思ってるんですが、岩国の市庁舎の建設にかんして、建設の途中で補助金を日本政府は止めました。あのときのお金はSACO(日米特別行動委員会)ということで、基地負担を縮小するための名目で、日米特別行動委員会というのを作って、基地をかかえている地方の市町村に補助金を出しましょうということであったのがSACOというものです。岩国の方もそれをとって、約束をして市庁舎の建築をしたわけですね。所が、途中でSACOが打ち切られて、米軍再編基金ということに変わったんですね。読谷も実は陸上競技場をつくるということをSACOで約束をしていました。6億円の補助金をとるということだったんですが、建築する直前に金が来ないということがわかって中断となったのですが、岩国に対してはほんとに建築途中で、こんなことがあり得るかと思うんですが、実は日本政府はそれをやったんですね。理不尽なことが通るかと思ったんですが、残念ながら選挙で岩国は負けたんですね。何を言いたいかというと、これまでにないやり方をしているわけですね。出来高払いということです。達成度、例えば、辺野古で基地を作るということをやっているんですね。話し合いをしてテーブルに就いたら何パーセント。工事をしたら50パーセント。完成したら100パーセントという形で、出来高払いで再編交付金を地域にやると。それを、出来高払いですから、そこまでこなければお金が下りないわけですね。これはねえ、僕らもこんなやり方があるのかなと思ったんですが、実際に沖縄でも、いろんな出来事があったかどうかわからないんですが、僕は見たことないんですが、このような途中から補助金の理由を変えて、しかも出来高払いに変えて、そして出来高を達成しないと事業を一切途中でも止めさすというような政府の横暴なやり方、これが再編交付金、米軍再編の中で、それを達成するために作った制度というか補助金制度が再編交付金ということです。

 みんな今、政府から地方交付金がカットされている状況です。お金は喉から手が出るほど欲しい。いろんな資金を活用しています。各市町村はですね。こういうなものがもらえたら、もらうとやってるんですが、出来高払いですから、岩国の状態にまだ沖縄もなる可能性もあるんですね。途中で事業が切られる。そういうことになると、地域同士のいがみ合いというか、岩国でもなったようになってくSave0004 るだろうと思っています。そういうことで、いずれにしても、カネ、カネ、カネで、みんなからめとられるというようなことが、今なされようとしているわけですね。じゃあ、沖縄では。もちろん沖縄では県民所得も低いし、県の自己財源比率も23パーセント、24パーセントという非常に脆弱な財政基盤しかありません。そうした意味でカネが欲しいのはどこも一緒です。だけど、じゃあ、これまで米軍に頼ってた、頼るようなことが、これからもする必要があるかということです。

 皆さんの所に資料を付けてある「経済効果を誇示する米軍」という少し古い新聞ですが2006年の資料ですが、これを見てください。これをなぜつけたかというと、米軍は、基地依存度を出すために金を計算して公表したわけです。いつ出したかというと(最初は)1996年です。少女が暴行されて全国的に基地反対運動が起こった。そういう時に基地撤去。太田知事も米軍基地の撤去を正面から謳う。私も含めた反戦地主の闘いが高揚する。こういう中で米軍が出したのが、この「依存度」の記事だったんです。アメリカの基地がいることによって、米軍がいることによって、沖縄は潤ってますよということが言いたかったんでしょう。そして次に出したのがサミットの時です(2000年)。サミットの時も全世界から資本主義の親玉たちが来ていろいろやるわけですが、その時も見せたかったんでしょう。今回も出してきています(2005年)。これをみてわかると思うんですが、全部日本のカネなんです。日本が7割を出しているんですね。ここで、項目があるんですが、軍用地料(米軍調査765億円)、これは「おもいやり予算」から出ます。軍雇用員給与(同521億円)、これも「おもいやり予算」からでます。米軍消費支出(同737億円)、これだけはアメリカが出しています。あと施設整備費、光熱費、基地交付金、これ(同388億円)は全部日本政府が出しています。彼らアメリカ自身がドルで出すのは、米軍消費支出、これを非常に誇大に誇示しています。県が(計算で)出したのが523億円、ところがアメリカが出したのは737億円。200億円余りも上乗せをして、アメリカが居ることが経済効果があるんだということを言いたいんでしょう。そういう状態です。しかし、その(記事の)端っこにあるとおもうんですが「基地依存度」というのがあります。これは現在は、5.2パーセント。これは2002年度で、今ではもっと下がって、5パーセントを切っているんじゃないかと言われています。理由は、観光客が増えていること、そしてドルが下落したこと、そういうこともあわせて基地に対する依存度は5パーセント以下だということです。そうしたらわれわれは、基地を撤去しても沖縄は十分やって行けるということです。その上で、目の前に札束をちらつかせて、地域を分断しながら、基地を、戦争体制を作る、そういうことに対して5パーセントを、例え貧しくなっても乗り切れるし、やって行けるというのが私たちの想いです。

 最09315_2 初の話しにもどりますが、薩摩侵略400年、琉球処分130年、こういった中で、経済的自立まではいかなくても、やはり民族の自尊心というのですか、そういうことも含めて独立ということが大きくなることも十分理解できると私は思っています。私もまたそういう方向に今、あります。何はともあれ、しかし、こういう事態を生じさせているのは日本政府の沖縄政策なのです。

 そういうことで、特に今、当面する問題としては、辺野古、高江、特に辺野古の基地建設に対しては絶対阻止しようということで、おおく動いています。毎日、毎日、毎日の闘いです。特に高江というところ、行かれた方もいらっしゃると思うんですが、私たち読谷村からまるまる2時間かかります。那覇からだと3時間です。山奥ですね。そこで、4か所のポイントが、工事現場の道があるんです。そこに、仕事もしながらそういう人たちが輪番制を取りながら、立ってるんです。今2か所です。4か所は抑えることはできていません。2か所にいます。何かがある時には辺野古からも行って阻止をする。阻止をして工事が今できていないということで、防衛施設庁は、立ち退きの仮処分を申請しています。その立ち退きの申請の名簿に乳飲み子まで書かれているということで問題になっているんですが、いずれにしろまだ頑張って阻止をしています。辺野古に関しても、今、表だってぶつかるということはしていません。でも、今、米軍再編の強行の中で、いずれそういう状態が来る。その時には、私たちはこれまでやぐら闘争、海上やぐらを必死になって闘いをしたんですが、そして第1案を断念させました。そういう闘いをやっていきたいという風に思っています。そして読谷村、僕の地域も、毎日、毎日は人手はいけません。仕事をしながらですから。私たちはグループがあって、輪番制で、月曜日は僕、火曜日は盛康さん、水曜日は誰々という形で輪番を決めて一人ひとりが行って闘いをするということも含めてやってきましたし、またやるつもりです。

 後でちょっと内容的な話しをしたいと想うのですが、もう時間も来ているんですが、僕は今日ここに来て三里塚と連帯をして話しをするということで僕の仲間たちに話しをしました。沖縄では「もあい」、無尽講ですね、これが非常に盛んです。私も選挙をやってちょうど11年目に入りますが、11年間ずっと「もあい」仲間、選挙態勢を作った仲間が「もあい」をしています。14~15名います。そこで今日ここに行くと話しをしたんですが、ところがその中に三里塚で闘って下獄までしたメンバーが二人います。もちろんこれまで言われたことは「脱落派」だとか言われたグループではあります。しかし、その中で、盛康さんも一緒なんですが、その中で話しをして、辺野古を闘っている中にも多くの三里塚を闘った人たちがいます。そういうことも含めて、この「もあい」の仲間で決めたことは、三里塚から現地で闘っている市東さんか萩原さんに時間をとって一度沖縄に来てもらって連帯していこうと、そしてそういうことをやろうと。ただ、「脱落派」でどうのこうのということは抜きにして。あの時、僕の友達は横堀で必死になって闘って逮捕された奴なんです。そういうのを抜きにして、抜きにしてというのは無責任ですが、そういうことを乗り越えて、もっと広げて。みんな三里塚を語る時にいきいきとして語ってくれるんです。いろんな人たちがいます。全国に三里塚を闘った人たちが沢山いるはずです。そういう人たちと結びついていく。そこからまた三里塚に来たい、来るという。盛康さんもそう言ってましたが、ぜひ呼んで、話しを聞いて、その中から三里塚にも何名かがツアーで行けるような形で連帯ができたらなあ、一緒に闘うことができたらなあと、そういう動きを作り出していきたいと話しを決めました。今日は、僕はその任務を負って萩原さんと皆さんとも話をしようということで、行ってこいと言われてきました。

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