明後日、天神峰現闘本部裁判の再開とデモ
明後日、3月12日、反対同盟の二度目の裁判官忌避によって開廷されていなかった天神峰現闘本部裁判が、最高裁での忌避の結論が出ていないにも関わらず、忌避されている本人、仲戸川裁判長の職権により再開されます。
忌避の原因となった前回の裁判(08年9月25日)の様子は「関実・三里塚ブログ」の報告http://kanjitsu-sanrizuka.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-2518.html をご覧ください。後述するようにこの裁判は、天神峰現闘本部の現場を調査するかどうかが最大の争点でした。しかし、仲戸川裁判長は強行突破(=調査しない)を図ろうと、裁判所周辺に権力・機動隊を配備し弾圧を試み、実際にも反対同盟員である太郎良陽一さんを不当にも逮捕した。上の写真は、千葉県警に裁判後直ちに抗議する北原鉱治事務局長(中央後姿)と萩原進事務局次長を先頭とした100人あまりです。
天神峰現闘本部は、成田治安法によって封鎖されたままです(1990年1月、右写真)。この場所が市東さんの南台の農地や一坪共有地とともに、暫定滑走路の誘導路に「ヘ」の字を強制しています。
裁判は、NAA(成田空港会社)が、この建物の撤去を求めて起こしたものです。(旧)現闘本部は木造の建物ですが、元石橋副委員長から反対同盟が賃借し登記されています。NAAは、現在の封鎖されている現闘本部は、(旧)本部を建て替えたもので、賃借権は存在しないと強弁して、自らの撤去の主張の根拠としています。しかし、実際には、(旧)本部は残されたまま建て増しする形で(現)現闘本部は建てられたのです (左写真)。それは、現場検証すれば一目瞭然です。
しかし、2010年暫定滑走路供用開始を国是とする国、裁判所、NAAは、このことに追い詰められ、現場検証をしないことで強行突破し、そのことで、市東さんへの農地強奪の国家意志を明らかにして、市東さんと反対同盟の闘いへの意志をくじき、三里塚闘争解体をかけて進もうとしているのです。それが、忌避の結果を待たずに、仲戸川裁判長が3月12日に開廷した根拠です。こんなことがどうして許せるでしょうか。
三里塚反対同盟は、この卑劣きわまる国家権力の手先でしかない裁判所による攻撃をはね返すべく、3月12日の裁判傍聴を訴えるとともに、先だって当日午前9時から、葭川(よしかわ)公園(千葉パルコ横・モノレール下、JR千葉駅から徒歩10分)に集合してデモを行うことを呼び掛けておられます。
裁判は、午前10時半から405号法廷で行われますが、傍聴券の配布がありますので、午前10時までに千葉地裁仮庁舎1階に集合してください。
天神峰現闘本部裁判に勝利し、市東さんの農地を守ろう! 「3・15 講演とパネルの集い」を成功させ、3・29三里塚現地へ総決起しよう!
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