ますますデタラメな証拠を出してきた。許せない!
2月16日、千葉地方裁判所民事2部において「耕作権裁判、第10回口頭弁論」が開催されました。
いつもとおり、裁判所前の歩道で「傍聴券の抽選」のために並んでる皆さんに、反対同盟から「傍聴のために」というビラが配られます。そこには、今日の裁判の焦点が分かりやすく解説されており、参加意欲が高まります。傍聴券は30枚程度しかなく、大半の参加者は法廷に入れません。その点、この解説ビラは法廷内外が一体となる、大切な役割を果たすものです。
この日の裁判にも、100名ぐらいの、大勢の皆さんが傍聴にかけつけ、原告と裁判所を圧倒し続けました。
裁判は10時半丁度にはじまり、被告(反対同盟)弁護団の葉山団長から「原告の準備書面の釈明を求める」と求釈明の弁論を行い、さらに一之瀬弁護士が補強する弁論。「焦点になっている地番49-1の賃借権を市東東市さんと藤崎氏が交換したというメモはデタラメで納得出来ない」と怒りをあらわにして追及しました。49-1という耕作地は石橋氏の自宅近くの土地で、日当たりが悪く、耕作地には不向きのため石橋自身も植木を植えていたようです。そんな土地を交換するはずはありません。また原告が証拠として提出したこの「市東・藤崎メモ」には、「赤線を越えなければ行けないので交換した」と交換の理由を記していますが、赤線なんか書かれ ていないことも指摘していてました。
さらに、反対同盟弁護団は「航空写真は1949年から撮影されているので、これを提出せよ。それを見れば、耕作地として使用されているかどうか判明する」と原告に要求。原告が出している航空写真は、最近のものばかりで、誤魔化そうとしていることが見え見えです。
このように、原告から提出される証拠書類は裁判で追い詰められいい加減なものとなり、市東さんは、裁判終了後の記者会見、報告会の冒頭で「ますますデタラメな証拠を出してきた。許せない!!」と、怒りをあらわにして、さらに闘う決意を述べられました。
報告会の中で、安藤は関西から発言を行い「裁判闘争を全力で闘う。3・29三里塚闘争の成功に向けて、3・15三里塚関西集会を開催する。また、野菜市、写真パネル展を継続して開催してゆく」との挨拶を行いました。
次回の裁判期日は5月11日午前10時半 新しい裁判所建物の6階601号法廷の予定。
関実事務局次長 安藤 眞一
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