農地明け渡し提訴弾劾!
10月17日、成田空港会社はついに市東孝雄さんの農地を明け渡せと提訴に踏み切りました。何故こんなことが許されるのか! 祖父の代から90年以上も営農を続け、これからも一本百円の大根を消費者に送り続けたいと願っている農民のどこに非があるというのか。何が「契約期間満了につき解除」だ。一般の借家でもいったん入居すれば、借り手側によほどの瑕疵がないかぎり家主の都合で追い出すことはできない。借地でも然りだ。ましてや90年以上も耕作し続けている農地
である。農地法の主旨からみても、本人の同意なしには解除など絶対にできない。さらに空港会社は違法な手続きでこの土地を買収しており、かつ、その耕作地の位置の特定も誤っているという提訴そのものが成り立たないようなデタラメ極まりない代物です。絶対に許せません。
この暴挙に関西実行委は直ちに弾劾声明を発表しました。また反対同盟北原事務局長も「有事の際に国が勝手に土地を取り上げる。その最初がこの市東畑強奪計画だ。この攻撃との闘いは三里塚43年の天王山の闘いであり、単なる反対運動ではなく、日本の将来を決める闘いだ」(10・5北原宅での交流会での発言より)と重大な決意を示されています。
そして10月19日には、農地の違法転用がこの3年間で実に二万四千回に達し、うち8割を農水省が追認(すなわち国が法律違反を黙認!)しているという驚くべき記事が掲載されていました(毎日新聞)。農業と農民を守るべき農地法をザル法化し、国や大資本の都合で簡単に取り上げようとするこの様な理不尽きわまる攻撃に対し、私たちは反対同盟とともに広範な人民の決起でこれを打ち返し、反撃していこうではありませんか。
「尼崎・伊丹実行委員会」の「抵抗の旗」(11月号)が届けられましたので、転載いたしました。最初の写真は、堀之内の畑で作業をする市東孝雄さん(10月21日)、右はイモ掘り大会であいさつする市東さん(10月19日)。
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コメント
忌々しい空港め、そっちが出て行け。
投稿: I子 | 2008年11月 6日 (木) 10時09分