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2008年10月 1日 (水)

農地取り上げ違憲訴訟公判

08930

 昨日、9月30日、千葉地裁で市東さんが原告になった「農地取り上げ違憲訴訟」第5回公判闘争が行われた(上写真は、裁判後の報告会冒頭に挨拶する市東孝雄さんと弁護団のみなさん)。

 被告・千葉県側が、「南台41-9の畑を耕作していないというのなら、086 訴えの利益がない(原告不適格)」という主張をしている。この「41-9」の畑を市東さんは耕作したことがないということは、成田市農業委員会で審理が始まった06年7月当初から、市東さんと弁護団は書類を提出して主張してきた。それを、千葉県は現場に行って調べようともせず、無視し、成田空港会社の「41-9を市東さんが耕作している賃借地だ」という主張を鵜呑みにして、「耕作権解除申請」を受理し、認可した。ここに間違いと、請求そのものの不当性の最大の因があるのだ。「原告不適格」とは、正に本末転倒の、強盗の居直りでしかない。

 この日の法廷に、あらためてこのことを論証する二つの準備書面が提出され、葉山弁護士と一瀬弁護士からの簡単な説明が行われた。次回公判までに、憲法29条に違反している旨の準備書面を提出して、市東さん、原告側の主張がほぼ出そろったことを確認して、この日の法廷は終わった。次回は、年末を主張した裁判長を押し返し、09年1月20日午前11時から。

 8月28日の鈴木幸司さん、いとさんご夫婦の一坪裁判から始まって、9月1日、10日、25日、そしてこの日と、わずか一カ月の間に三里塚反対同盟が現在闘っている5つの裁判全ての公判闘争が闘い抜かれた。25日の取り戻しをかけた襲撃ととんでもない訴訟指揮をも跳ね返し、勝利してきていることが、裁判後の報告会の最後に萩原進事務局次長から確認と提起がなされた。

 以下に、萩原進さんの最後のまとめのあいさつ全文を掲載します。

 「この間、動労千葉、関西などと出かけてきたけれども、そのつど勝利感に満ちて帰ってきた。闘い、裁判と充実した一カ月だった。みなさんが言われている中山の暴言というのは、突然現れたわけじゃないですよね。安倍、福田と政権を投げ出して、農林水産大臣が、自殺した松岡をはじめ4人も辞任している。今度の金子なんて言うのは農業問題なんてなんにも分かっていない。ほんとに任期全うした大臣なんていないんですよ。マスコミでは自民党か民主党かなどと言われていますけれど、この壁をぶち破らなければダメじゃないか。どっちが政権とったって同じなんだ。人々は苦しむだけだ。そういうことを押さえて、問題は安倍は右翼系だという形でやりましたけれど、やっぱりあれでももたない。素質もありますけれど、もっともっと右から強権的に支配していかなきゃならんというところまで支配者がきた。そこから見てみれば、中山の発言なんて至極当然の発言なんです。ほかの閣僚だってそうだ。ただここに、彼らの弱さである選挙が控えている。だからちょっと待てという形がある。それは徹底的な弱さだ。そこをわれわれは衝いていく必要があるんじゃないか。選挙によって勝てばいいとかいう話じゃないんだということだ。これを打倒しなけりゃならないんだ。そこに構えていく必要がある。そういうところで、裁判闘争もあるんだ。本当に判りやすい話として今でてきてるんですよ。

 三里塚闘争が「ごね得だ」とか教育問題という形であるんだけれど、市東さんが「ごね08930_3 得」やってるわけじゃありませんよ。誰が見たってわかるわけですよ。反対同盟だってそうですよ。43年間こういう形でやってきてるんだと。こういうことを本当に大衆的に知らしめて行く運動、これができる。向こうが反動的になればなるほど、オブラートでくるんで話しをすることができなくなってくる。そういうことができる。これが裁判闘争の一つの大きな面としてあるんじゃないか。それを作りながら、片や現地的には、彼らの明け渡しへの攻撃がある。来るなら来いと、10月5日、われわれは大きく旗を揚げ、宣言して対決する、こういう闘いが必要だ。そのためには、市東さんにとって決定的なものとして、現地において連日連夜デモ、集会、デモ、集会ということがある。あらゆる階層を含めて三里塚を席捲していくような状況を作っていく。

 このことを物語ったのがこの間の現闘本部裁判闘争じゃないか。あそこでデモをやることによって、向こうが震え上がったんですよ。我々も大変です。早朝から。だけど、裁判の内容も煮詰まってきた状況の中で、向こうも裁判戦術考えた。我々も考えて、それが激突したんです。その結果はどうですか。我々は勝ったでしょう。ああいう闘いが必要なんだ。今、そういうかたちで、市東さんの闘いを焦点にしながら、こういう運動と、一方で大衆的な運動を作りながら、現地におけるそういう実力をもって闘い抜くそういう核を作って拡大していく。そういうことをやっていこうじゃありませんか。そのためにも、関西から来たり、群馬から来たり、あるいは九州の方から来ていただいているわけですから、それを大きく全国にかえしていく、そういう闘いが、本当に市東さんの頑張りで、そういうことができる土俵が今あるんだ。これを十二分に使っていきたいと思います。」

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