三里塚援農報告(その1)
8月19日から22日まで、三里塚現地に援農と現地調査のために伺いました。今回は、まったく初めての労働者のA子さんと学生のB子さんに、いつものカメラマン2人を加え、5人で前夜に車で関西を出発。
先ず萩原進さんのお宅に朝一番に着くと、前日3人目のお孫さんが生まれたことと(おめでとうございます)、前日が昨年亡くなられたお母さんの命日で、お寺さんに行くのでということで、この日は、市東さんと鈴木さんの所に別れて援農をすることになる。
市東さんのところに初めての2人を含めて3人を残すことにして、市東さんの朝食の間 に自宅東側の畑にある監視台に4人で上がってもらい、私は散歩。何と、次々と警察の私服車が来るではないか。いずれも、カメラを向けてやると大慌てで逃げていく。民間の警備会社の車と見えるのにも(右写真)、私服が助手席に。マスクで顔を隠していることで、警察官であることを自己主張? カメラを向けてやると、これもあわてて向きをかえて逃走。国道51号の付け替え工事が終わって、することがないのか、しょっちゅう回ってくるとの市東さんの説明。
それから、残った2人は、菱田の鈴木さん宅へ。行くと、ご夫婦は現闘の人たちと もう畑に。携帯で連絡するとご夫婦で帰ってきていただいて、早速、畑に行ってモロヘイヤの収穫を。時折かがむものの、上の方に生えたものをちぎり取っていく収穫作業に、草取りを覚悟していた私は、思わず「ラッキー」。翌朝の朝食に早速、この日のモロヘイヤのおしたしが出てきて、少しぬるっとした感触ですが、やはり取れたてはおいしい。加代子さんの説明では、農家のおかずは、ほとんど前日か、その日の収穫したもので、おいしいのは当たり前。朝食は小食の私も、野菜尽くしの朝食に箸が進んだ。
昼休みに、泊まる予定の「菱田の郷」の小屋で、寝泊まりの準備。何しろ凄い蚊の攻撃と聞いていたので、窓につける網を持参。それを取り付けたり、蚊取り線香等の準備。お茶やお酒などを持ち込んで、泊まりの準備完了。(三日間、蚊の攻撃に悩まされることなく、快適に休むことができました。)そのあとは、産直の出荷作業を夕方まで。市東さんのところで収穫作業をいろいろした3人も、2時過ぎに萩原さんのところへ移って出荷作業のお手伝い。
私は、今回の援農の監督(?)にわざわざ関西から駆け付けていただいた永井満関実代表を成田駅に出迎え、皆さんと合流して、夜は、市東さん宅の離れで、萩原進さん、市東孝雄さん、鈴木謙太郎さんのおもてなしを受けて、大宴会。三里塚闘争の在り方などの率直な意見交換や、初めて訪れたA子さん、B子さんとの交流など。そして、食事の準備をしていただいた現闘の方も交えて全員でのカラオケ。
前夜からの車の疲れと、援農の疲れもあり、鈴木さん宅の「菱田の郷」に着くやいなや、バタンキューと寝てしまいました。
最初の写真は、翌日の現地調査で、横堀の小屋の鉄塔に登って、管制塔やターミナルビルの方を眺めておられるA子さん。
| 固定リンク
「たたかいの報告」カテゴリの記事
- 市東さんの所での座り込みに参加して(2023.01.21)
- 市東さんの農地を守ろう! 現地決戦に参加して(2022.12.15)
- 11・28 耕作権裁判傍聴報告 証拠隠し許さず 審理を尽くせ(2022.12.05)
- 強制執行許すまじ ー 11・27三里塚報告(2022.12.03)
- 4・25耕作権裁判報告 空港会社の証拠・証人隠しを追求(2022.04.29)
コメント