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2008年8月24日 (日)

三里塚援農報告(その2)

088202

 二日目の20日、朝の6時半きっちりに着陸機の轟音がはじまり、次々と飛来するのにびっくり。話に聞いていた鈴木家が暫定滑走路南の直下にあることを体験。

 A子さんが仕事の都合でこの日に帰らなければならないので、予定を変更して現地調査を行うことにする。現闘の案内なしに、自分たちだけで現地調査をするのは初めて。前回6月で、大体わかってきたのでやってみることにする。

 先ず、東峰の開拓道路へ。幸い短く草が刈られていたのと、連日の好天に恵まれめっちゃ歩きやすい。いつもはここだけでびしょびしょに。滑走路の50メートル手前まで入れるここは、いつ来ても、暫定滑走路の破綻がよくわかり痛快。なぜ、ここを成田空港の観Photo 光コースに加えないのか不思議に思う。新誘導路の盛り土のために「対岸」の市東さんの自宅のある木立が見えにくくなっているのに腹が立つ。

 市東さんの家の周りと「へ」の字誘導路部分、そして天神峰現闘本部は、昨日、監視台に上った上で、A子さん、B子さんともにその畑で援農をしているので省略。東峰神社で、着陸機を見上げて二人に私が説明している写真がばっちり撮れたようで、写真展で乞うご期待。いつも集会で使う清水の畑、東峰の墓地(右写真は大木よねさんのお墓)を回る。

 次がいよいよ横堀の小屋。ここが見れれば、現地調査は終わったようなもの。私たちだけでたどり着けるかどうか。案の定、ぜんぜん違う工事の検問に突入し、向こうの方が驚いておろおろ。しかし、何とかたどり着いた。最初の写真は、小屋にある鉄塔の上から、管制塔と第2ターミナル部分を見たところ。二つのターミナルビルからはこちらは絶対に見れないようになっている。しかし、空港敷地のど真ん中(横風用C滑走路上)にこの更地と横堀の小屋と鉄塔がそびえているのには、いつ来ても本当に爽快になる。空港が半分も完成していないことが手に取るよう08820 にわかる。三里塚闘争の43年、国とその国策を相手に勝利していることが実感できる。「闘えば勝つ」という言葉が、身に沁みてわかる。そんな場所だ。左の写真は、小屋の前の一坪共有地と、向こうの方に、少し黒く見えるのが木の根の共有地(育苗ハウス)だ。そもそも空港のど真ん中に24時間稼働の監視塔があってガードマンが詰めているなど漫画ではないか。本当に面白い。

 この小屋の鉄塔には、岩山大鉄塔の中段に据え付けられていた金城実さん制作の「人間の像」(右写真)が、岩山大鉄塔だまし打ちと東山さん虐殺への怨念を示すかのようにそびえ立っている。08820_2

 次は岩山記念館。岩山大鉄塔の跡地に造られた建物だ。近くには、昨日、わたし達を歓迎して料理を作ってくれ、カラオケを一緒に歌ってくださった現闘のCさんが住む、成田治安法が今もかけられたままの闘争小屋(左下写真、08・3・31山田撮影)に、初めての二人はびっくり。うっそうと茂った木々に囲まれた記念館に。ここは、A滑走路南端にあり、63メートルの岩山大鉄塔が進入路を阻んで立っていたのだ。今も、航空法ギリギリの高さまで鉄塔が組まれ、成田空港への人民の怒りが象徴されている。しばらく、着陸機が来るのを待ち構えて、カメラマンがポーズを決める。B子さんが、鉄塔の最上部まで登って、待ち構える。ハラハラしながらそれを見ていたわたPhoto_2 し達は「若いなぁ~」と感嘆。ようやく飛んできた着陸機を私もデジカメを構え撮影。タイムラグがある安物のデジカメでいつもうまくいかないのが、今回はばっちりととれました(右下写真)。

 それから野戦病院へ行ってみることにする。ところが新しい道路がいっぱいできていて、ドライバー(カメラマン)のDさんの記憶どおりでないため、狭い農道をうろうろ。Uターンをするたびに、尾行している私服車が、気の毒なぐらいにオロオロ。なにしろ狭い農道ですから。「たぶんゲリラか何かをするため に探索しているかと思ってるよ」とわたし達は、ゲラゲラ大笑い。やっと野戦病院を見つけて、外から眺めながら二人に説明。さあ、現地調査を終わったと、スタートすると、私服車も、 単に迷っていただけだと納得したのか、それから尾行をやめた。あらためて大笑い。

 昼食をゆっくりとってA子さんを成田駅に送る。それからみんなで、二日間の汗を流そう08820_6 と、温泉「華の湯」に。のんびりと過ごし、明日からの援農のために英気を養い、夕食をゆっくりと食べながら、おしゃべり。どうしても、若いB子さんが、中心になる。

 夜は、「菱田の郷」に帰って、鈴木謙太郎さん、加代子さんと夜遅くまで、歓談。とりわけ加代子節の百論噴出に、若いB子さんが楽しそうに聞き入り、質問を乱発。楽しいひと時を過ごして眠りにつきました。

 

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