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2008年7月14日 (月)

7・13関西新空港反対闘争

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 昨日7月13日、泉佐野市末広公園で関西新空港反対全国集会が開かれました。快晴で真夏の太陽が照りつける本当に暑い集会でしたが、6、7月G8サミット反対闘争を引き継ぎ、新自由主義政策の下、住民に一切の矛盾と犠牲を押し付け、航空の自由化、軍事空港化への道をひた走る日本帝国主義福田政権と橋下大阪府政への怒りに満ちた集会とデモが、195人の参加でもたれました。08713_3

 安藤眞一淡路町反対同盟事務局長の司会で始まった集会は、先ず山本善偉東灘区住民の会代表の主催者挨拶。「連絡橋の国有化は軍事空港化のためのものだ」「三里塚空港は破たんしているにもかかわらず農地法で市東さんの農地を取り上げようなど無法を尽くしてやろうとしているのは戦争のためだ」「殺すのもいや、殺されるのもいや。東西両軍事空港反対で頑張っていきましょう」と呼びかけられた。

 遠く三里塚からかけつけた三里塚反対同盟(集会に協賛)・伊藤信晴さんが連帯の挨拶。「分裂を乗り越え、動労千葉との労農連帯のうねりは、必ず現地に数万の闘いを引き起こす」「市東さんを先頭に、日本農民08713_5 の先頭に立って、労働者との固い団結を実現したとき勝利すると確信する」と語られた。続いて、全国被爆者青年同盟から、8・6ヒロシマ大行動、当日早朝からの朝デモへの決起が訴えられた。

 安藤さんから、泉州住民の会前代表で現在三里塚反対同盟の一員となって頑張っておられる森田恒一さんと、国鉄千葉動力者労働組合・田中康宏委員長からのメッセージが紹介された。

 ここで、国賀祥司泉州住民の会事務局長(泉佐野市議)が登壇し、基調報告を提起しました。「燃料高騰による航空会社の減便によって倒産の危機に直面している」「連絡橋の国有化、大阪府の1400億円もの投入は、住民、府民への犠牲の転嫁であり絶対に許されない」。そして、「関空の軍事空港化を阻止しよう!」「地08713_6 元泉州住民、大阪湾岸住民を先頭に関空を粉砕しよう」「8・6広島、三里塚に決起しよう」と訴えた。

 関西新空港反対明石住民の会の日原年和事務局長からカンパのアピールが行われたあと、決意表明に移った。先ずは、関西新空港絶対反対泉州住民の会から4人が登壇し、3人が次々想いと怒りを語った。兵庫の住民団体を代表して新空港反対東灘区住民の会の白石裕さん。関西労組交流センターを代表して国鉄労働者。地元の労働組合として関西合同労組泉州支部。部落解放同盟全国連合会。婦人民主クラブ全国協関西ブロック。そして全08713_7 学連の代表から次々と怒りを込めた決意表明が行われた。

 残念なことに、参加した団体への誹謗中傷の発言、あるいは主催者が要請した発言団体の発言に対するヤジなど、集会破壊と思われるような事態が起こりました。最後のまとめの挨拶に立たれた永井満淡路町空港反対同盟代表は、この事態に触れ、「今こそ、私たちは団結を固くして闘わなければならない時だ」として、関空闘争40年の歴史を振り返りながら、住民団体として常に「立場の違いを超えて結集を訴えってきた」「勝利の道に進むためにもっともっと闘いをおおきくしなければならない」「関西空港の軍事使用に反対し反撃していくために、三里塚08713_9 に駆けつけるために、力を合わせていきましょう」と切々と訴えられました。本当に残念で したが、この永井さんの訴えにも野次が飛ばされました。主催者の一員として運営にかかわった者として、こうした事態を招いてしまったことを力不足として参加された皆さんに心からお詫びするとともに、集会破壊になりかねない言動を取られた皆さんに厳重に抗議します。

 しかし、色めきだった警察権力の「期待」を跳ね返し、195名、団結して、りんくう公園までの断固としたデモをうち抜くことが出来ました。猛暑の中、参加された皆さん。本当にご苦労さまでした。

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