6・8集会での関実の決意
安藤真一関実事務局次長
みなさん、ご苦労様です。久しぶりに集会に参加しました。私たちは、市東さんの農地を絶対に守るんだという気持ちでここに立っています。この想いというのは私たち淡路の闘いが、40年前に始まりましたけれど、淡路を第2の三里塚にという合言葉でやってきた思いと同じです。市東さんの土地、あるいは萩原さんの土地、この素晴らしい麦秋を迎えたところで集会をしていますが、この命を、宝庫を絶対に守り抜こうというそのことは、私たちの命を守ることにつながるんだ。そういう気持ちで、今も淡路を第2の三里塚、あるいは関西を第2の三里塚、あるいは関西新空港闘争を三里塚の闘いのように不屈非妥協で廃港まで追い込んでいこう、そういう気持ちで闘いぬいています。
関西空港の闘いは7月13日に今年の全国集会を行います。是非みなさん、みなさんの それぞれの地から馳せ参じていただきたい。それが終わりましてから、7月21日になると思いますけれど、萩原さんに来ていただいて、もう一度関西のみなさんと関西で三里塚の闘いをどうやって広げていくかも含めて意見交換をする場を設けています。
私たちは足掛け2年、三里塚をもっと広げていこうということで関西各地、淡路もそうですが、写真展というのを自力で頑張って開いてまいりました。もうすでに第3次が終わったところくらいですね。それをあっちこっちでやって、「あ、まだ三里塚はがんばってはんねん」「もっとこれからも頑張らんとあかんで」そういう思い、反響を多くのみなさんから聞いております。そして、関実の旗のもとにすこしづつ新しいメンバーが増えております。これは素晴らしいことです。三里塚の闘いの底辺、広がりが今、見えてきたということでね、さらに勝利に向かってこれは前進できる。
私たちは、しばらくは写真展をシコシコやり続ける、そしてもっともっと三里塚の人口を増やす、そういう闘いを続けていく予定でございます。是非、みんさんの地域でやってみようということでしたら、若干ノウハウを持っていますから、お教えしたいと思いますのでお聞きください。
松原康彦事務局次長
時間がありませんので一言だけ申し上げます。萩原さんが繰り返し言っておられますけれども、今、日本帝国主義・福田政権が、農業を破壊する、このことを総力をあげて、航空の自由化、FTAによる関税の撤廃、こういうかたちでの農業の破壊を強行しようとしています。韓国で、先ほど田中委員長からも話しがありましたが、すざまじい闘いが始まっています。やはりこうした韓国のFTA反対の闘いに本当に学びつくして、日本におけるこの農業破壊を絶対に許してはならない。
そして同時に、この農業破壊をする上でさらに今、日本帝国主義は、今回の国会では見送りましたけれども、農地法の解体を通した、「農地の流動化」あるいは「担い手への農地の集約」というかたちを言いながら、実際には農地を新たな土地バブルを作る、そういったために正に新自由主義、構造改革の名のもとに進めようとしている。こんなことを絶対に許してはならない。こういうことを我々はもう一度この三里塚闘争の中から全国の農民のみなさんと一緒に立ち上がらなければならない。先ほど萩原さんが言われたとおり、労働者が一緒に立ち上がらなければならない。
そして、FTA反対、農地法解体を許さない闘いの中からこのG8、洞爺湖サミットを絶対に許さない。こんなものを許していたら、本当に新自由主義、グローバリズムの攻撃を許していたら我々に未来はないんだ。世界の、貧困・格差、そして戦争と飢餓はこの連中によって作られているんだということについて、本当に一人一人が決意を固めて この6月、7月、この過程を全力で闘いぬく、そのことを私自身がやり抜くということを申し上げて決意を終っていきたいと思います。
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コメント
G8、サミットに抗議する人々が洞爺湖の会場近くで滞在したり、反対集会をするために、北海道の農民が土地を提供したりしているそうですね。
労農学が連帯する時代の到来でしょうか。
投稿: ぶう | 2008年6月20日 (金) 14時27分