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2008年6月25日 (水)

市東さんの農地取り上げ違憲訴訟第4回公判

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 昨日、6月24日、千葉地裁で市東さんの農地取り上げの違憲行政訴訟第4回公判が、反対同盟のみなさんを先頭に70名の傍聴団(上写真)を結集して闘いぬかれました。

 前回公判(4月15日)で、08624_3 千葉県(被告)代理人から、「南台41-9」の土地について、「原告(市東さん)が賃借地でないと主張するなら、同土地に係る許可処分の取り消しを求める訴えは、訴えの利益がなく原告適格を欠く」というデタラメ極まる主張が行われたのに対する反論の準備書面が提出されたことを葉山弁護士(右写真)から説明。「『41-9』と『41-8』をセットとして4反7畝の『賃貸借契約取り消し許可申請』が出されているのだから、先ず許可処分自体を取り消すべきである。しかも、空港会社が同じ土地をもってその余の土地の耕作は『不法耕作』だとして別途提訴しているのだから、論外だ」と厳しく被告側の釈明を糾弾しました。

 市東孝雄さん(左写真)は、裁判長の不当な無視を跳ね返し、自ら前に座り、陳述の機会を要求して、被告側の08624_4 姿勢を批判する堂々の陳述を行われました。「前回の裁判で、千葉県は『南台41-9』の土地について、『賃貸借でないとするなら、訴えの利益がない』などと主張し、裁判長も同様のことを言いました。私はこうした態度が、がまんできません」として始められた市東さんは、先ず「申請自体が間違っています」としたうえで、耕作の親子3代、90年の歴史を簡潔に振り返りながら、最後に「私は、あらためて強く主張します。私が現在、耕している畑のすべてが、私の賃借地です。これを明らかにし、空港会社の違法・不当を問い、知事決定の取り消しを求めます」と陳述されました。(陳述全文は、「反対する会」ブログ http://www.shitou-nouchi.net/2008/06/post_13bd.html に全文掲載されていますので、これをクリックしてご覧ください。)

 裁判長は、被告代理人に、この点についての釈明を次回公判までに7月中の書面提出を求めざるを得なかったのです。08624_5

 一瀬弁護士からは、「41-9」をめぐる論点の説明に加えて、この裁判として農地法20条の脱法的適用が、そもそも憲法違反であることについて、次回公判までに詳しい準備書面を提出することが明らかにされた。

 原告側弁護団からはさらに、農地取り上げが収用法が失効した中での、あらたな土地収用であり、その背後に、代執行にはじまる、立ち木に人がいるママの伐採や、農民放送塔の倒壊、東山薫さんの虐殺にはじまって、東峰神社の違法伐採などにいたる42年の三里塚闘争の歴史の中における国家権力による違法な農地取り上げの歴史が膨大な書面にして、この日提出されました。

 先日の天神峰現闘本部裁判を引き継ぎ、正に攻勢的な裁判が勝ち取られたのです。

 裁判後の記者会見・説明会では、裁判の経過の説明の上で、一瀬弁護士から、1970年に空港公団が作成した南台の収用のための図面に、当時すでに「41-8」から「41-1」にいたる市東東市さんの耕作地と、「41-9」に当たる石橋政次の耕作地が明確に示されていることが08624_6 明らかにされ(右上写真)、裁判の中で示していくことが明らかにされました。

 最後に、萩原進反対同盟事務局次長(左写真)から、かって裁判に友納知事を法廷に引っ張り出し、「不本意だった」と言わせるまで追いつめたように、堂本知事を法廷に引きずり出そうということと、10・5全国闘争を前に、できれば9・25天神峰現闘本部裁判再開第2回公判で、裁判所を包囲し傍聴闘争を闘いぬいた後、デモをしたうえで集会をするような闘いで仲戸川裁判長を追い詰めていこうと提起が行われました。

 関西実行委員会からは永井満代表を先頭に、3人が参加し、永井さんから全国に広げていく闘いをやろうと決意が語られました。

 本裁判の次回公判(第5回)は、9月30日(火)午前11時から、千葉地裁405号法廷で開かれます。萩原さんの提起にあるように、9月1日市東さんの耕作権裁判第8回公判、9月25日天神峰現闘本部裁判再開第2回公判、9月30日と連続する裁判闘争を、10・5全国闘争の前哨戦として全力で取り組みましょう。

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コメント

とにかく素朴に「これまでずっと耕作してきた土地を今になって問題にするのは“空港建設が絶対”だから」としか言いようがありません。難しい事は言えませんけど、とにかくおかしい!三里塚はいつも無理を通そうとする国との、正義の闘い!当たり前の闘い!これに勝てなかったら、全てに負ける。

投稿: ぶう | 2008年7月 1日 (火) 07時47分

ぶうさんへ。いつも丁寧なコメントありがとうございます。本当にそうですね。僕も「ここで勝てなかったら」といつも思いながらやっています。体調が少し良くなっておられるとのこと、うれしく思います。

投稿: 管理人 | 2008年7月 1日 (火) 08時05分

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