不法耕デッチ上げ(耕作権)裁判第7回公判
今日、千葉地裁で、市東孝雄さんの耕作が「不法耕作」だとする空港会社NAAが訴えた(耕作権)裁判の第7回公判が開かれました。上の写真は、傍聴券を確保するために裁判 所前に並んだ反対同盟と支援です。
原告NAA側の主張の大前提となるはずの「土地の範囲の特定」に関する釈明があまりにも杜撰でひどいものであるため、改めて被告・市東さんの弁護団から釈明が求められた。「土地の特定に立ち会いがあったのかどうか」「実際に誰が耕作していたと特定したのか」「立ち会っていないとすれば、何によって特定したのか」など、など。流石に裁判所も原告をかばいきれず、改めて釈明を促す。その上で、弁護団から親子代々が90年耕作してきた経緯を含めて賃借権取得の経緯について、1970年ごろまでが詳しく主張が展開されました。
何よりの印象は、裁判所が事実の重みと、弁護団の必死の弁論に追いつめられ受け身になっていることでした。原告をかばい、早期の審理を強行しようとしていた最初の頃とは雲泥の差です。やはり 、傍聴をはじめ、非妥協で闘うことの大事さを思いました。報告会の最後のまとめで、萩原さんが「全員退廷させられても闘うということもあるんだという気概が大事だ」と訴えておられましたが、本当にそうだと思いました。また、市東孝雄さんが、弁護団と一緒に座って、裁判の先頭で、「必要があれば声を上げて、裁判所に要求し質していく」と決意を語られました。
報告会の後、30人くらいで、「市東さんの農地取り上げに反対する会」の第2回の勉強会が開かれました 。匝瑳市で、30町歩の田んぼを耕しておられる小川さんの「農業問題」についての講演を軸に、萩原進さん、市東孝雄さん、鈴木謙太郎さんも交えて、熱心な討論が繰り広げられました。
次回公判は、9月1日(月)午前10時半からです。この日も、裁判が終わってから、第3回の勉強会が予定されています。
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